$0^\circ < \theta < 180^\circ$ で、$\tan \theta = 2\sqrt{2}$ のとき、$\cos \theta$ と $\sin \theta$ の値を求める問題です。

幾何学三角比三角関数角度cossintan
2025/6/29

1. 問題の内容

0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ で、tanθ=22\tan \theta = 2\sqrt{2} のとき、cosθ\cos \thetasinθ\sin \theta の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、tan2θ+1=1cos2θ\tan^2 \theta + 1 = \frac{1}{\cos^2 \theta} の関係式を利用します。
tanθ=22\tan \theta = 2\sqrt{2} なので、tan2θ=(22)2=8\tan^2 \theta = (2\sqrt{2})^2 = 8 となります。
したがって、
8+1=1cos2θ8 + 1 = \frac{1}{\cos^2 \theta}
9=1cos2θ9 = \frac{1}{\cos^2 \theta}
cos2θ=19\cos^2 \theta = \frac{1}{9}
cosθ=±13\cos \theta = \pm \frac{1}{3}
0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ の範囲において、tanθ=22>0\tan \theta = 2\sqrt{2} > 0 なので、θ\theta は第1象限または第3象限にあります。
しかし、0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ であるため、θ\theta は第1象限または第2象限にあります。したがって、θ\theta は第1象限にあります。
ここで、第1象限ではcosの値は正、第2象限ではcosの値は負であるため、 θ\theta が第2象限にあるとすると tanθ\tan \theta は負になるので不適。
したがってcosθ=13\cos \theta = -\frac{1}{3}
次に、sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 を利用します。
sin2θ=1cos2θ=1(13)2=119=89\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta = 1 - \left(-\frac{1}{3}\right)^2 = 1 - \frac{1}{9} = \frac{8}{9}
sinθ=±89=±223\sin \theta = \pm \sqrt{\frac{8}{9}} = \pm \frac{2\sqrt{2}}{3}
0<θ<1800^\circ < \theta < 180^\circ の範囲では、sinθ0\sin \theta \ge 0 なので、
sinθ=223\sin \theta = \frac{2\sqrt{2}}{3}
となります。

3. 最終的な答え

cosθ=13\cos \theta = -\frac{1}{3}
sinθ=223\sin \theta = \frac{2\sqrt{2}}{3}

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