問題15: $a, b, c$ は実数とするとき、$a = b$ と同値な条件をすべて選ぶ。選択肢は以下の3つです。 * ① $a + c = b + c$ * ② $a^2 = b^2$ * ③ $(a-b)^2 = 0$ 問題16: $a, b$ は実数, $m, n$ は自然数とするとき、以下の(1)〜(3)のそれぞれについて、空欄に「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要十分条件である」のうち、適する言葉を入れる。 * (1) 四角形ABCDが長方形であることは、四角形ABCDが平行四辺形であるための( )。 * (2) $a > b$ は、$2a + 1 > 2b + 1$ であるための( )。 * (3) 積 $mn$ が偶数であることは、$m$ が偶数であるための( )。
2025/6/29
はい、承知いたしました。問題を解いていきましょう。
1. 問題の内容
問題15: は実数とするとき、 と同値な条件をすべて選ぶ。選択肢は以下の3つです。
* ①
* ②
* ③
問題16: は実数, は自然数とするとき、以下の(1)〜(3)のそれぞれについて、空欄に「必要条件であるが十分条件ではない」、「十分条件であるが必要条件ではない」、「必要十分条件である」のうち、適する言葉を入れる。
* (1) 四角形ABCDが長方形であることは、四角形ABCDが平行四辺形であるための( )。
* (2) は、 であるための( )。
* (3) 積 が偶数であることは、 が偶数であるための( )。
2. 解き方の手順
問題15:
* ① のとき、両辺から を引くと となる。逆に ならば両辺に を加えて となる。したがって、これは必要十分条件であり、 と同値である。
* ② のとき、 または となる。したがって、 とは同値ではない。
* ③ のとき、 より となる。逆に ならば となる。したがって、これは必要十分条件であり、 と同値である。
問題16:
* (1) 四角形ABCDが長方形ならば、平行四辺形である。しかし、四角形ABCDが平行四辺形であっても長方形とは限らない(菱形など)。したがって、長方形であることは平行四辺形であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
* (2) ならば、、さらに となる。逆に、 ならば、、したがって となる。これは必要十分条件である。
* (3) 積 が偶数であるのは、 が偶数または が偶数の場合である。したがって、 が偶数であることは、 が偶数であるための必要条件ではあるが、十分条件ではない。( が偶数の場合も、 は偶数となるため。)
3. 最終的な答え
問題15: ①, ③
問題16:
* (1) 十分条件であるが必要条件ではない
* (2) 必要十分条件である
* (3) 必要条件であるが十分条件ではない