対数の底の変換公式を用いて、全ての対数の底を揃えます。底の変換公式は、
logab=logcalogcb です。今回は底を10に変換することにします。すると、
log29=log102log109 log35=log103log105 log258=log1025log108 となります。したがって、
log29⋅log35⋅log258=log102log109⋅log103log105⋅log1025log108 となります。
ここで、9=32, 8=23, 25=52 であることを利用すると、 log109=log1032=2log103 log108=log1023=3log102 log1025=log1052=2log105 となるので、
log102log109⋅log103log105⋅log1025log108=log1022log103⋅log103log105⋅2log1053log102 となります。
これを整理すると、
log1022log103⋅log103log105⋅2log1053log102=2⋅log102⋅log103⋅log1052⋅3⋅log103⋅log105⋅log102 となり、約分することで、
となります。