与えられた数列の和を求める問題です。数列は、$3 \cdot 2 + 5 \cdot 5 + 7 \cdot 8 + \cdots + (2n+1)(3n-1)$ で表されます。

代数学数列シグマ級数公式
2025/6/29

1. 問題の内容

与えられた数列の和を求める問題です。数列は、32+55+78++(2n+1)(3n1)3 \cdot 2 + 5 \cdot 5 + 7 \cdot 8 + \cdots + (2n+1)(3n-1) で表されます。

2. 解き方の手順

まず、数列の一般項を求めます。数列の第kk項は (2k+1)(3k1)(2k+1)(3k-1) と表せます。したがって、求める和は、
Sn=k=1n(2k+1)(3k1)S_n = \sum_{k=1}^{n} (2k+1)(3k-1)
となります。この式を展開し、\sumの性質を用いて計算します。
Sn=k=1n(6k2+k1)S_n = \sum_{k=1}^{n} (6k^2 + k - 1)
Sn=6k=1nk2+k=1nkk=1n1S_n = 6\sum_{k=1}^{n} k^2 + \sum_{k=1}^{n} k - \sum_{k=1}^{n} 1
ここで、次の公式を利用します。
k=1nk=n(n+1)2\sum_{k=1}^{n} k = \frac{n(n+1)}{2}
k=1nk2=n(n+1)(2n+1)6\sum_{k=1}^{n} k^2 = \frac{n(n+1)(2n+1)}{6}
k=1n1=n\sum_{k=1}^{n} 1 = n
これらの公式を代入すると、
Sn=6n(n+1)(2n+1)6+n(n+1)2nS_n = 6 \cdot \frac{n(n+1)(2n+1)}{6} + \frac{n(n+1)}{2} - n
Sn=n(n+1)(2n+1)+n(n+1)2nS_n = n(n+1)(2n+1) + \frac{n(n+1)}{2} - n
Sn=n((n+1)(2n+1)+n+121)S_n = n( (n+1)(2n+1) + \frac{n+1}{2} - 1 )
Sn=n(2n2+3n+1+n+121)S_n = n( 2n^2 + 3n + 1 + \frac{n+1}{2} - 1 )
Sn=n(2n2+3n+n+12)S_n = n( 2n^2 + 3n + \frac{n+1}{2} )
Sn=n(4n2+6n+n+12)S_n = n( \frac{4n^2 + 6n + n + 1}{2} )
Sn=n(4n2+7n+12)S_n = n( \frac{4n^2 + 7n + 1}{2} )
Sn=4n3+7n2+n2S_n = \frac{4n^3 + 7n^2 + n}{2}

3. 最終的な答え

4n3+7n2+n2\frac{4n^3 + 7n^2 + n}{2}

「代数学」の関連問題

$\sum_{k=1}^{n} (2k+1)(k+1)$ を計算し、$\frac{\text{ア}}{\text{イ}} n(\text{ウ} n^2 + \text{エ} n + \text{オ})...

シグマ数列展開公式
2025/6/30

$\sum_{k=1}^{n} (2k+3) = n(n + ア)$を満たすアを求める問題です。

シグマ数列等差数列の和計算
2025/6/30

線形写像 $T: U \to V$ が与えられているとき、以下の2つを示す問題です。 (1) $Im(T)$ が $V$ の部分空間であること。 (2) $Ker(T)$ が $U$ の部分空間である...

線形代数線形写像部分空間
2025/6/30

与えられた数列 $5 + 8 + 11 + 14 + 17 + 20$ を $\Sigma$ 記号を用いて表し、$\sum_{k=1}^{ア} (イk + ウ)$ の形の式を完成させる。つまり、ア、イ...

数列Σ記号等差数列
2025/6/30

与えられた等比数列 $1, -2, 4, -8, 16, \dots$ の初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求め、提示された式の空欄に当てはまる数を答える問題です。$S_n = \frac...

等比数列数列の和公式
2025/6/30

与えられた行列 $\begin{pmatrix} 7 & 1 \\ 1 & 7 \end{pmatrix}$ の固有値を $a, b$ (ただし、$a > b$)とし、固有値 $a$ に対応する固有ベ...

線形代数行列固有値固有ベクトル
2025/6/30

ベクトル $\begin{pmatrix} 1 \\ -1 \end{pmatrix}$ を行列 $\begin{pmatrix} 0 & -1 \\ 1 & 0 \end{pmatrix}$ で変換...

線形代数ベクトル行列行列の積
2025/6/30

次の条件によって定められる数列 $\{a_n\}$ の一般項を求めます。 (1) $a_1 = 1, (n+1)a_{n+1} = na_n$ (2) $a_1 = 2, na_{n+1} = (n+...

数列漸化式一般項
2025/6/30

与えられた行列 $A$ に対して、指定された行基本変形を行い、$PA$を求め、そのときの行列 $P$ を求める問題です。 $A = \begin{pmatrix} 3 & 3 & 2 & 4 \\ 1...

線形代数行列行基本変形線形変換
2025/6/30

$a > b > c > d$ という条件と、$a + d = 0$、$b + c = 0$ という条件が与えられています。このとき、選択肢ア~シの中で常に成り立つものを全て選び、記号で答える問題です...

不等式絶対値式の計算
2025/6/30