加法定理を用いて、$\tan(-75^\circ)$ の値を求める。

幾何学三角関数加法定理タンジェント角度
2025/6/29

1. 問題の内容

加法定理を用いて、tan(75)\tan(-75^\circ) の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、75-75^\circ45-45^\circ30-30^\circ の和として表します。
tan(75)=tan(4530)\tan(-75^\circ) = \tan(-45^\circ - 30^\circ)
次に、タンジェントの加法定理を適用します。タンジェントの加法定理は以下の通りです。
tan(AB)=tanAtanB1+tanAtanB\tan(A - B) = \frac{\tan A - \tan B}{1 + \tan A \tan B}
この式に A=45A = -45^\circB=30B = 30^\circ を代入します。
tan(75)=tan(45)tan(30)1+tan(45)tan(30)\tan(-75^\circ) = \frac{\tan(-45^\circ) - \tan(30^\circ)}{1 + \tan(-45^\circ) \tan(30^\circ)}
tan(45)=1\tan(-45^\circ) = -1 であり、tan(30)=13\tan(30^\circ) = \frac{1}{\sqrt{3}} なので、
tan(75)=1131+(1)13=113113\tan(-75^\circ) = \frac{-1 - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 + (-1) \cdot \frac{1}{\sqrt{3}}} = \frac{-1 - \frac{1}{\sqrt{3}}}{1 - \frac{1}{\sqrt{3}}}
分子と分母に 3\sqrt{3} を掛けて、
tan(75)=3131\tan(-75^\circ) = \frac{-\sqrt{3} - 1}{\sqrt{3} - 1}
分母を有理化するために、分子と分母に 3+1\sqrt{3} + 1 を掛けます。
tan(75)=(31)(3+1)(31)(3+1)=333131=4232=23\tan(-75^\circ) = \frac{(-\sqrt{3} - 1)(\sqrt{3} + 1)}{(\sqrt{3} - 1)(\sqrt{3} + 1)} = \frac{-3 - \sqrt{3} - \sqrt{3} - 1}{3 - 1} = \frac{-4 - 2\sqrt{3}}{2} = -2 - \sqrt{3}

3. 最終的な答え

tan(75)=23\tan(-75^\circ) = -2 - \sqrt{3}

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