長方形ABCDにおいて、$AB=6$, $AD=12$ である。点Pは辺ABの中点Mを出発し、毎秒3の速さで周上をAを経てDに向かう。点Qは点Pと同時にMを出発し、毎秒3の速さで周上をBを経て辺BCの中点Nに向かう。点QはNに着いた後は動かない。辺CDの中点をOとしたとき、出発してから$x$秒後の$\triangle OPQ$の面積$y$を$x$の式で表し、そのグラフを答える。ただし、$0<x\leqq1$とする。

幾何学図形面積長方形三角形座標
2025/6/29

1. 問題の内容

長方形ABCDにおいて、AB=6AB=6, AD=12AD=12 である。点Pは辺ABの中点Mを出発し、毎秒3の速さで周上をAを経てDに向かう。点Qは点Pと同時にMを出発し、毎秒3の速さで周上をBを経て辺BCの中点Nに向かう。点QはNに着いた後は動かない。辺CDの中点をOとしたとき、出発してからxx秒後のOPQ\triangle OPQの面積yyxxの式で表し、そのグラフを答える。ただし、0<x10<x\leqq1とする。

2. 解き方の手順

まず、点Pと点Qの位置を考える。
- 点Mは辺ABの中点なので、AM=MB=AB/2=6/2=3AM = MB = AB/2 = 6/2 = 3
- 点Nは辺BCの中点なので、BN=NC=BC/2=AD/2=12/2=6BN = NC = BC/2 = AD/2 = 12/2 = 6
0<x10 < x \leqq 1 において、
- 点PはMからAに向かっているので、MP = 3x3x。MA=3なので、点Pは線分MA上にある。したがって、AP=33xAP=3-3x
- 点QはMからBに向かっているので、MQ = 3x3x。したがって、BQ=33xBQ=3-3x
このとき、点OはCDの中点なので、長方形ABCDの中心をEとすると、OE=AB/2=3OE = AB/2 = 3
三角形OPQの面積は、三角形OEQと三角形OEPの面積の和で求められる。
点EからABに下ろした垂線の足をHとすると、EH=AD/2=6EH=AD/2 = 6。点PからEHに下ろした垂線の足をP'とすると、PP=AP=33xPP' = AP=3-3xとなる。
点EからBCに下ろした垂線の足をIとすると、EI=AB/2=3EI=AB/2 = 3。点QからEIに下ろした垂線の足をQ'とすると、QQ=BQ=33xQQ' = BQ=3-3xとなる。
OEP\triangle OEPの面積は、底辺をOE=3OE=3とすると、高さはPP=33xPP'=3-3x。したがって、OEP=12×3×(33x)=92(1x)\triangle OEP = \frac{1}{2} \times 3 \times (3-3x) = \frac{9}{2}(1-x)
OEQ\triangle OEQの面積は、底辺をOE=3OE=3とすると、高さはQQ=33xQQ'=3-3x。したがって、OEQ=12×3×(33x)=92(1x)\triangle OEQ = \frac{1}{2} \times 3 \times (3-3x) = \frac{9}{2}(1-x)
OPQ\triangle OPQの面積yyは、
y=OEP+OEQ=92(1x)+92(1x)=9(1x)=99xy = \triangle OEP + \triangle OEQ = \frac{9}{2}(1-x) + \frac{9}{2}(1-x) = 9(1-x) = 9-9x

3. 最終的な答え

y=99xy = 9-9x (0<x10 < x \leqq 1)
グラフは、yy切片が9、傾きが-9の直線であり、0<x10 < x \leqq 1 の範囲のみを描画する。
x=1x=1のとき、y=0y=0 である。

「幾何学」の関連問題

(1) 中心が $(4, 4)$ で、円 $x^2 + y^2 - 2x - 3 = 0$ と外接する円の方程式を求める。 (2) 中心が $(1, -2)$ で、円 $x^2 + y^2 + 6x ...

方程式外接内接距離
2025/6/30

(3)の各文に適切な語句を記入する問題です。 * 二等辺三角形の2つの(イ)は等しい * 平行四辺形の対角線は、それぞれの(ウ)で交わる * △ABCの辺AB、AC...

幾何三角形平行四辺形中点連結定理
2025/6/30

直角三角形ABCにおいて、AB = 4、AC = 3のとき、BCの長さを求める問題です。

直角三角形ピタゴラスの定理三平方の定理
2025/6/30

与えられた2つの円のそれぞれについて、中心の座標と半径を求め、中心間の距離と半径の和、差を比較することで、2つの円の位置関係を判定します。

座標平面円の位置関係平方完成
2025/6/30

三角形ABCにおいて、AB=4, AC=3のとき、BCの長さを求める問題です。ただし、三角形の種類(直角三角形など)や角度の情報がないため、BCの長さの範囲を求めることになります。

三角形辺の長さ余弦定理三角形の成立条件
2025/6/30

三角形ABCにおいて、$AB=4$, $AC=3$のとき、$BC$の長さを求めなさい。ただし、角Aが120度とする。

三角形余弦定理辺の長さ
2025/6/30

三角形ABCにおいて、AB=4、AC=3のとき、BCの長さを求めなさい。ただし、角Aの大きさが不明であるため、余弦定理を用いてBCの長さを求める必要があります。 問題文には角Aに関する情報がないため、...

三角形余弦定理辺の長さ
2025/6/30

$\triangle ABC$ において、$AB = 4$, $AC = 3$ のとき、$BC$ の長さを求める問題です。ただし、問題文からこの三角形がどのような三角形であるか(例えば直角三角形である...

三角形余弦定理辺の長さ角度
2025/6/30

円 $(x-1)^2 + (y-3)^2 = 25$ 上の点 $P(5, 6)$ における接線の方程式を求める。

接線方程式
2025/6/30

2つの直角三角形ABCとDEFがあり、∠C = ∠F = 90°、AB = DE、∠B = ∠Eが与えられています。このとき、2つの三角形が合同であるための条件として適切なものを選択肢の中から選びます...

三角形の合同直角三角形合同条件幾何学
2025/6/30