直角三角形が与えられており、角 $\theta$ に対する $\sin \theta$, $\cos \theta$, $\tan \theta$ の値を求める問題です。

幾何学三角比三角関数直角三角形角度
2025/6/29
## 問題1

1. 問題の内容

直角三角形が与えられており、角 θ\theta に対する sinθ\sin \theta, cosθ\cos \theta, tanθ\tan \theta の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた直角三角形において、斜辺の長さ cc を計算します。ピタゴラスの定理より c=32+42=9+16=25=5c = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5です。
* sinθ=対辺斜辺=35\sin \theta = \frac{対辺}{斜辺} = \frac{3}{5}
* cosθ=隣辺斜辺=45\cos \theta = \frac{隣辺}{斜辺} = \frac{4}{5}
* tanθ=対辺隣辺=34\tan \theta = \frac{対辺}{隣辺} = \frac{3}{4}

3. 最終的な答え

* sinθ=35\sin \theta = \frac{3}{5}
* cosθ=45\cos \theta = \frac{4}{5}
* tanθ=34\tan \theta = \frac{3}{4}
## 問題2

1. 問題の内容

2辺の長さが a,ba, b で、その2辺のなす角が θ\theta の三角形がある。この三角形の高さ hh と面積を求める問題です。

2. 解き方の手順

高さ hhaaθ\theta を用いて h=asinθh = a \sin \theta と表されます。
三角形の面積 SSS=12×底辺×高さS = \frac{1}{2} \times 底辺 \times 高さ で求められます。この場合、S=12bhS = \frac{1}{2} b h となります。
h=asinθh = a \sin \thetaS=12bhS = \frac{1}{2} b h に代入すると、S=12absinθS = \frac{1}{2} a b \sin \theta となります。

3. 最終的な答え

* 高さ: h=asinθh = a \sin \theta
* 面積: S=12absinθS = \frac{1}{2} a b \sin \theta
## 問題3

1. 問題の内容

図の煙突の高さを求める問題です。煙突までの距離が 5050 m、煙突を見上げる角度がそれぞれ 3030^\circ4545^\circ である情報が与えられています。

2. 解き方の手順

左側の三角形において、煙突の足元から左側の観測点までの距離を xx とすると、右側の観測点までの距離は 50x50 - x となります。
高さ HH について、以下の2つの関係式が成り立ちます。
H=xtan30H = x \tan 30^\circ
H=(50x)tan45H = (50 - x) \tan 45^\circ
tan30=13\tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}}tan45=1\tan 45^\circ = 1 より、
H=x3H = \frac{x}{\sqrt{3}}
H=50xH = 50 - x
これらの式を連立して解きます。x3=50x\frac{x}{\sqrt{3}} = 50 - x より、x=3(50x)x = \sqrt{3}(50 - x)
x=5033xx = 50\sqrt{3} - \sqrt{3}x なので、x(1+3)=503x(1 + \sqrt{3}) = 50\sqrt{3}
x=5031+3x = \frac{50\sqrt{3}}{1 + \sqrt{3}}。分母を有理化すると、x=503(13)(1+3)(13)=50315013=5031502=75253x = \frac{50\sqrt{3}(1 - \sqrt{3})}{(1 + \sqrt{3})(1 - \sqrt{3})} = \frac{50\sqrt{3} - 150}{1 - 3} = \frac{50\sqrt{3} - 150}{-2} = 75 - 25\sqrt{3}
H=50x=50(75253)=25+253=25(31)H = 50 - x = 50 - (75 - 25\sqrt{3}) = -25 + 25\sqrt{3} = 25(\sqrt{3} - 1)

3. 最終的な答え

H=25(31)H = 25(\sqrt{3} - 1)
## 問題4

1. 問題の内容

単位円上の点 (0.8,)(-0.8, -) を通る直線と xx 軸のなす角 θ\theta に対する sinθ\sin \theta, cosθ\cos \theta, tanθ\tan \theta の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

図より、cosθ=0.8=45\cos \theta = -0.8 = -\frac{4}{5} であることがわかります。
sin2θ+cos2θ=1\sin^2 \theta + \cos^2 \theta = 1 なので、sin2θ=1cos2θ=1(45)2=11625=925\sin^2 \theta = 1 - \cos^2 \theta = 1 - (-\frac{4}{5})^2 = 1 - \frac{16}{25} = \frac{9}{25}
θ\theta は第3象限の角であるから sinθ<0\sin \theta < 0。よって、sinθ=925=35\sin \theta = -\sqrt{\frac{9}{25}} = -\frac{3}{5}
tanθ=sinθcosθ=3545=34\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{-\frac{3}{5}}{-\frac{4}{5}} = \frac{3}{4}

3. 最終的な答え

* sinθ=35\sin \theta = -\frac{3}{5}
* cosθ=45\cos \theta = -\frac{4}{5}
* tanθ=34\tan \theta = \frac{3}{4}
## 問題5

1. 問題の内容

sin120\sin 120^\circ, cos210\cos 210^\circ, tan(45)\tan (-45^\circ) の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

* sin120=sin(18060)=sin60=32\sin 120^\circ = \sin (180^\circ - 60^\circ) = \sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
* cos210=cos(180+30)=cos30=32\cos 210^\circ = \cos (180^\circ + 30^\circ) = -\cos 30^\circ = -\frac{\sqrt{3}}{2}
* tan(45)=tan45=1\tan (-45^\circ) = - \tan 45^\circ = -1

3. 最終的な答え

* sin120=32\sin 120^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}
* cos210=32\cos 210^\circ = -\frac{\sqrt{3}}{2}
* tan(45)=1\tan (-45^\circ) = -1

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