右図において、$AB = 3\sqrt{3}$, $AD = 3\sqrt{2}$であるとき、線分$AC$, $BC$の長さを求めよ。また、$\sin\theta$, $\cos\theta$, $\tan\theta$の値を求めよ。

幾何学三角比三平方の定理直角三角形図形
2025/6/30

1. 問題の内容

右図において、AB=33AB = 3\sqrt{3}, AD=32AD = 3\sqrt{2}であるとき、線分ACAC, BCBCの長さを求めよ。また、sinθ\sin\theta, cosθ\cos\theta, tanθ\tan\thetaの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 線分AC,BCAC, BCの長さを求める。
ADC\triangle ADCACD=90\angle ACD = 90^\circ, ADC=45\angle ADC = 45^\circであるから直角二等辺三角形である。したがって、AC=DCAC = DCである。
三平方の定理より、
AD2=AC2+DC2=AC2+AC2=2AC2AD^2 = AC^2 + DC^2 = AC^2 + AC^2 = 2AC^2
AC2=AD22=(32)22=182=9AC^2 = \frac{AD^2}{2} = \frac{(3\sqrt{2})^2}{2} = \frac{18}{2} = 9
よって、AC=3AC = 3.
DC=AC=3DC = AC = 3.
ABC\triangle ABCは直角三角形なので、三平方の定理より
BC2=AB2AC2=(33)232=279=18BC^2 = AB^2 - AC^2 = (3\sqrt{3})^2 - 3^2 = 27 - 9 = 18.
よって、BC=18=32BC = \sqrt{18} = 3\sqrt{2}.
(2) sinθ\sin\theta, cosθ\cos\theta, tanθ\tan\thetaの値を求める。
まず、BD=BCDC=323=3(21)BD = BC - DC = 3\sqrt{2} - 3 = 3(\sqrt{2} - 1).
sinθ=ACAB=333=13=33\sin\theta = \frac{AC}{AB} = \frac{3}{3\sqrt{3}} = \frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3}.
cosθ=BDAB=3(21)33=213=633\cos\theta = \frac{BD}{AB} = \frac{3(\sqrt{2}-1)}{3\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{2}-1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{3}}{3}.
tanθ=ACBD=33(21)=121=2+1(21)(2+1)=2+121=2+1\tan\theta = \frac{AC}{BD} = \frac{3}{3(\sqrt{2}-1)} = \frac{1}{\sqrt{2}-1} = \frac{\sqrt{2}+1}{(\sqrt{2}-1)(\sqrt{2}+1)} = \frac{\sqrt{2}+1}{2-1} = \sqrt{2} + 1.

3. 最終的な答え

AC=3AC = 3
BC=32BC = 3\sqrt{2}
sinθ=33\sin\theta = \frac{\sqrt{3}}{3}
cosθ=633\cos\theta = \frac{\sqrt{6} - \sqrt{3}}{3}
tanθ=2+1\tan\theta = \sqrt{2} + 1

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