まず、3個の球を取り出す組み合わせの総数を求める。これは、NC3 で表される。 次に、取り出した3個の球の中に白球が0個、1個、2個、3個含まれる確率をそれぞれ計算する。
* 白球が0個の場合:NC3N−WC3 * 白球が1個の場合:NC3WC1⋅N−WC2 * 白球が2個の場合:NC3WC2⋅N−WC1 * 白球が3個の場合:NC3WC3 期待値は、各場合の白球の個数とその確率を掛け合わせて足し合わせたものである。したがって、期待値Eは次のように計算される。
E=0⋅NC3N−WC3+1⋅NC3WC1⋅N−WC2+2⋅NC3WC2⋅N−WC1+3⋅NC3WC3 この式を整理すると、
E=NC3WC1⋅N−WC2+2⋅WC2⋅N−WC1+3⋅WC3 ここで、nCr=r!(n−r)!n! を用いて書き換えると、 E=6N(N−1)(N−2)W2(N−W)(N−W−1)+22W(W−1)(N−W)+36W(W−1)(W−2) E=N(N−1)(N−2)3W(N−W)(N−W−1)+6W(W−1)(N−W)+3W(W−1)(W−2) E=N(N−1)(N−2)3W(N−1)(N−2)=N3W