(1) 点Qが直線 $y = x + 3$ 上を動くとき、点A(4, 1)とQを結ぶ線分AQを1:2に内分する点Pの軌跡を求める。 (2) 点Qが円 $x^2 + (y - 2)^2 = 1$ 上を動くとき、点A(3, 0)とQを結ぶ線分AQの中点Pの軌跡を求める。

幾何学軌跡内分点中点直線
2025/6/30
はい、承知いたしました。問題文を読み、(1)と(2)の問題を解いていきます。

1. 問題の内容

(1) 点Qが直線 y=x+3y = x + 3 上を動くとき、点A(4, 1)とQを結ぶ線分AQを1:2に内分する点Pの軌跡を求める。
(2) 点Qが円 x2+(y2)2=1x^2 + (y - 2)^2 = 1 上を動くとき、点A(3, 0)とQを結ぶ線分AQの中点Pの軌跡を求める。

2. 解き方の手順

(1)
点Pの座標を(x,y)(x, y)、点Qの座標を(s,t)(s, t)とする。
Pは線分AQを1:2に内分するので、内分点の公式より、
x=24+1s1+2=8+s3x = \frac{2 \cdot 4 + 1 \cdot s}{1 + 2} = \frac{8 + s}{3}
y=21+1t1+2=2+t3y = \frac{2 \cdot 1 + 1 \cdot t}{1 + 2} = \frac{2 + t}{3}
これより、
s=3x8s = 3x - 8
t=3y2t = 3y - 2
点Qは直線 y=x+3y = x + 3 上の点なので、t=s+3t = s + 3を満たす。
これを代入して、
3y2=(3x8)+33y - 2 = (3x - 8) + 3
3y2=3x53y - 2 = 3x - 5
3y=3x33y = 3x - 3
y=x1y = x - 1
(2)
点Pの座標を(x,y)(x, y)、点Qの座標を(s,t)(s, t)とする。
Pは線分AQの中点なので、中点の公式より、
x=3+s2x = \frac{3 + s}{2}
y=0+t2y = \frac{0 + t}{2}
これより、
s=2x3s = 2x - 3
t=2yt = 2y
点Qは円 x2+(y2)2=1x^2 + (y - 2)^2 = 1 上の点なので、s2+(t2)2=1s^2 + (t - 2)^2 = 1を満たす。
これを代入して、
(2x3)2+(2y2)2=1(2x - 3)^2 + (2y - 2)^2 = 1
4x212x+9+4y28y+4=14x^2 - 12x + 9 + 4y^2 - 8y + 4 = 1
4x212x+4y28y+12=04x^2 - 12x + 4y^2 - 8y + 12 = 0
x23x+y22y+3=0x^2 - 3x + y^2 - 2y + 3 = 0
(x32)294+(y1)21+3=0(x - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4} + (y - 1)^2 - 1 + 3 = 0
(x32)2+(y1)2=94+13(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{9}{4} + 1 - 3
(x32)2+(y1)2=94+44124(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{9}{4} + \frac{4}{4} - \frac{12}{4}
(x32)2+(y1)2=14(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4}
これは中心(32,1)(\frac{3}{2}, 1)、半径12\frac{1}{2}の円である。

3. 最終的な答え

(1) y=x1y = x - 1
(2) (x32)2+(y1)2=14(x - \frac{3}{2})^2 + (y - 1)^2 = \frac{1}{4}

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