1. 問題の内容
整数 に関する命題P「が6の倍数ならば、は3の倍数である」について、命題Pの逆、裏、対偶を述べ、それぞれの真偽を判定する問題です。
2. 解き方の手順
(1) 命題Pの逆、裏、対偶を求める。
* 逆:命題Pの仮定と結論を入れ替えたもの。
* 裏:命題Pの仮定と結論をそれぞれ否定したもの。
* 対偶:命題Pの逆の裏、または裏の逆。つまり、仮定と結論を入れ替えて、それぞれを否定したもの。
(2) 命題P、逆、裏、対偶の真偽を判定する。
* 命題P:「が6の倍数ならば、は3の倍数である」
* 逆:「が3の倍数ならば、は6の倍数である」
* 裏:「が6の倍数でないならば、は3の倍数でない」
* 対偶:「が3の倍数でないならば、は6の倍数でない」
(3) それぞれの命題が真であるか偽であるかを判断する。
* 命題P:が6の倍数であるとき、 (は整数) と表せるので、となり、は3の倍数となる。よって、命題Pは真である。
* 逆:が3の倍数であっても、のように6の倍数でない場合がある。よって、命題Pの逆は偽である。
* 裏:が6の倍数でないとき、のように3の倍数でない場合がある。よって、命題Pの裏は偽である。
* 対偶:が3の倍数でないならば、は6の倍数ではない。これは真である(命題Pが真なので、その対偶も真である)。
3. 最終的な答え
ア:1 (nが3の倍数ならば、nは6の倍数である)
イ:4 (nが6の倍数でないならば、nは3の倍数でない)
ウ:3 (nが3の倍数でないならば、nは6の倍数でない)
エ:1 (真)
オ:2 (偽)
カ:2 (偽)
キ:1 (真)