ある商品Aは、売り値が60円のとき1日に400個売れる。売り値を60円から1円値上げするごとに、1日に売れる個数が5個ずつ減少する。商品Aの売り値が60円以上であるとき、売り上げ高が最大となる売り値を求める。売り値を60円から $x$ 円値上げしたときの1日の売り上げ高を $y$ 円とする。このとき、$y$ を $x$ の式で表し、売り上げ高が最大となる $x$ の値を求め、そのときの売り値を求める。

代数学二次関数最大値応用問題数式処理
2025/6/30

1. 問題の内容

ある商品Aは、売り値が60円のとき1日に400個売れる。売り値を60円から1円値上げするごとに、1日に売れる個数が5個ずつ減少する。商品Aの売り値が60円以上であるとき、売り上げ高が最大となる売り値を求める。売り値を60円から xx 円値上げしたときの1日の売り上げ高を yy 円とする。このとき、yyxx の式で表し、売り上げ高が最大となる xx の値を求め、そのときの売り値を求める。

2. 解き方の手順

まず、1日に売れる個数を xx の式で表す。売り値を xx 円値上げすると、売れる個数は 5x5x 個減るので、売れる個数は 4005x400 - 5x 個となる。
x0x \geq 0 かつ 4005x0400 - 5x \geq 0 より、0x800 \leq x \leq 80 となる。これが条件①。
次に、売り上げ高 yyxx の式で表す。
y=(60+x)(4005x)=24000+400x300x5x2=5x2+100x+24000y = (60 + x)(400 - 5x) = 24000 + 400x - 300x - 5x^2 = -5x^2 + 100x + 24000
y=5(x220x)+24000=5(x220x+100100)+24000=5(x10)2+500+24000=5(x10)2+24500y = -5(x^2 - 20x) + 24000 = -5(x^2 - 20x + 100 - 100) + 24000 = -5(x - 10)^2 + 500 + 24000 = -5(x-10)^2 + 24500
yyx=10x=10 のときに最大値をとる。
0x800 \leq x \leq 80 なので、x=10x = 10 は条件を満たす。
売り上げ高が最大になるのは、x=10x = 10 のときである。このときの売り値は、60+10=7060 + 10 = 70 円。

3. 最終的な答え

ケ = 5
コサ = 80
シ = 5
スセ = 20
ソタ = 10
チツ = 70
答え:商品Aの売り値を70円にしたときに売り上げ高が最大となる。

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