問題11:ある等差数列の初項から第$n$項までの和を$S_n$とする。$S_{10} = 200$、$S_{20} = 600$のとき、以下の値を求める。 (1) $S_n$の式を求める。 (2) $S_{30}$を求める。 (3) 第11項から第30項までの和を求める。 問題12:初項20、公差-2の等差数列の初項から第$n$項までの和を$S_n$とする。 (1) $S_n = 20$となる$n$を求める。 (2) $S_n$が最大となるのは第何項までの和か。 問題13:第5項が84、第20項が-51の等差数列において、初項から第$n$項までの和を$S_n$とする。$S_n$の最大値とそのときの$n$の値を求める。
2025/7/1
1. 問題の内容
問題11:ある等差数列の初項から第項までの和をとする。、のとき、以下の値を求める。
(1) の式を求める。
(2) を求める。
(3) 第11項から第30項までの和を求める。
問題12:初項20、公差-2の等差数列の初項から第項までの和をとする。
(1) となるを求める。
(2) が最大となるのは第何項までの和か。
問題13:第5項が84、第20項が-51の等差数列において、初項から第項までの和をとする。の最大値とそのときのの値を求める。
2. 解き方の手順
問題11:
(1) 等差数列の初項を、公差をとすると、である。
より、
。
より、
。
2つの式からとを求める。
より、
、よって。
より、、よって。
したがって、。
(2) 。
(3) 第11項から第30項までの和は、。
問題12:
(1) で、, なので、。
となるを求めるので、。
を解く。より、。
(2) 。
は整数なので、またはでが最大となる。
。
。
よって、第10項まで、または第11項までの和が最大である。
問題13:
第5項が84、第20項が-51であるから、
、
。
より、、よって。
より、。
。
が最大となるのは、かつのとき。
。
より、、。
より、、。
よって、。
。
3. 最終的な答え
問題11:
(1)
(2)
(3) 第11項から第30項までの和 = 1000
問題12:
(1)
(2) 第10項または第11項までの和
問題13:
の最大値 = 861, そのときのの値 = 14