この問題は、代数学続論IA第6回演習の問題です。内容は以下の通りです。 * 問1: $p=11$ を法として、 * (1) $2, 3, ..., p-2 \pmod{p}$ を掛け合わせて $1 \pmod{p}$ となる二つの合同類の組に分ける。 * (2) (1)の結果を利用して、Wilsonの定理 $(p-1)! \equiv -1 \pmod{p}$ が成り立つことを確かめる。 * 問2: * (1) 21を2進展開する。 * (2) $7^{2^i}$ を $i=1, 2, 3, 4$ について求める。 * (3) $7^{21} \pmod{43}$ を求める。 * (4) $7^{42} \pmod{43}$ を求める。 * 問3: $p=7, a=3$ とする。 * (1) 各 $i=1, 2, ..., p-1$ について、$ai \pmod{p}$ を求める。 * (2) この場合に、Fermatの小定理の証明をたどり、$a^{p-1} \equiv 1 \pmod{p}$ となることを確かめる。
2025/7/1
はい、数学の問題を解きます。
1. 問題の内容
この問題は、代数学続論IA第6回演習の問題です。内容は以下の通りです。
* 問1: を法として、
* (1) を掛け合わせて となる二つの合同類の組に分ける。
* (2) (1)の結果を利用して、Wilsonの定理 が成り立つことを確かめる。
* 問2:
* (1) 21を2進展開する。
* (2) を について求める。
* (3) を求める。
* (4) を求める。
* 問3: とする。
* (1) 各 について、 を求める。
* (2) この場合に、Fermatの小定理の証明をたどり、 となることを確かめる。
2. 解き方の手順
問1
(1) なので、 を考えます。
よって、組は となります。
(2)
(1)より、
よって、
したがって、Wilsonの定理 が成り立ちます。
問2
(1) 21を2進展開すると、 となるので、です。
(2)
(3) を計算します。
よって、
(4) を計算します。
問3
(1) なので、
(2)
よって、
3. 最終的な答え
問1
(1)
(2) Wilsonの定理は成り立つ。
問2
(1)
(2)
(3)
(4)
問3
(1)
(2)