画像には、整数と自然数に関する4つの命題があります。それぞれの命題が正しいかどうか判断する必要があります。 (1) 整数と整数の和は常に整数である。 (2) 整数と自然数の差は常に整数である。 (3) 整数と自然数の積は常に整数である。 (4) 整数と自然数の商は常に整数である。

数論整数自然数加算減算乗算除算命題
2025/7/1

1. 問題の内容

画像には、整数と自然数に関する4つの命題があります。それぞれの命題が正しいかどうか判断する必要があります。
(1) 整数と整数の和は常に整数である。
(2) 整数と自然数の差は常に整数である。
(3) 整数と自然数の積は常に整数である。
(4) 整数と自然数の商は常に整数である。

2. 解き方の手順

(1) 整数と整数の和:
整数は正の整数、負の整数、0を含む数です。整数の集合を Z とすると、任意の aZa \in ZbZb \in Z に対して、a+bZa + b \in Z です。例えば、2 + 3 = 5, -2 + 3 = 1, -2 + (-3) = -5, 2 + (-2) = 0 です。したがって、この命題は正しいです。
(2) 整数と自然数の差:
自然数は正の整数です。自然数の集合を N とすると、任意の aZa \in ZbNb \in N に対して、aba - b が常に整数になるかどうかを考えます。例えば、3 - 2 = 1, -3 - 2 = -5 です。しかし、2 - (-3) は定義されていません(自然数から整数を引く操作は考えていません)。自然数 bb は必ず正なので、aba - b は整数になります。したがって、この命題は正しいです。
(3) 整数と自然数の積:
任意の aZa \in ZbNb \in N に対して、a×ba \times b が常に整数になるかどうかを考えます。例えば、2 x 3 = 6, -2 x 3 = -6, 0 x 3 = 0 です。整数の積は整数になるので、この命題は正しいです。
(4) 整数と自然数の商:
任意の aZa \in ZbNb \in N に対して、a/ba / b が常に整数になるかどうかを考えます。例えば、6 / 3 = 2 ですが、7 / 3 は整数ではありません。したがって、この命題は正しくありません。

3. 最終的な答え

(1) 整数と整数の和は常に整数である。 **正しい**
(2) 整数と自然数の差は常に整数である。 **正しい**
(3) 整数と自然数の積は常に整数である。 **正しい**
(4) 整数と自然数の商は常に整数である。 **正しくない**

「数論」の関連問題

数列 $\{a_n\}$ と $\{b_n\}$ が与えられ、それらに共通して現れる数を小さい順に並べた数列 $\{c_n\}$ を考える問題です。特に、$\{c_n\}$ の一般項を求め、$\sum...

数列等比数列剰余共通項不等式
2025/7/25

9で割ると余りが1になる数と、9で割ると余りが2になる数の和が3の倍数になることを説明する問題です。空欄 $b$ に当てはまる数を求めます。

整数の性質剰余倍数合同式
2025/7/25

問題文は、「9 で割ると余りが 1 になる数と、9 で割ると余りが 2 になる数の和は 3 の倍数になること」を説明する穴埋め問題です。空欄 $a$ に入る数式を求めます。

整数の性質合同算術剰余倍数
2025/7/25

6で割ると1余る数と、6で割ると2余る数の和が3の倍数になることを説明する問題で、空欄 $b$ に当てはまる数を求める。

整数の性質剰余因数分解倍数
2025/7/25

問題1:整数$a$を7で割ると3余り、整数$b$を7で割ると4余るとき、$ab$を7で割った余りを求める。 問題2:1次不定方程式$2x - 7y = 1$を満たす整数$x, y$の中で、$y$が最大...

合同算不定方程式整数問題剰余
2025/7/25

1以上10以下の整数 $a, b, c, d, e, f, g, h, i, j$ が以下の条件を満たすとき、指定された条件を満たす $a$ から $j$ の組を求める問題です。 * $1 \le a...

整数の性質組み合わせ
2025/7/25

$2023 = 7 \times 17 \times 17$ であるとき、2023を割り切ることができる自然数の中で、2023の次に大きな自然数を求める問題です。

約数素因数分解整数の性質
2025/7/25

3桁の正の整数において、百の位の数と一の位の数の和が十の位の数になっている数は、11の倍数であることを、百の位の数を$a$、一の位の数を$b$として説明する。

整数の性質倍数代数
2025/7/25

19以下の素数の集合を全体集合とする。 $A = \{n | n \text{ は4で割ると1余る素数} \}$ $B = \{n | n \text{ は6で割ると1余る素数} \}$ とする。 集...

素数集合集合の共通部分集合の和集合
2025/7/25

$n$を整数とする。$\frac{n^2 + 2}{2n + 1}$ が整数となるような $n$ をすべて求めよ。

整数の性質約数分数
2025/7/25