問題5は、中心$(5, 4)$、半径$2$の円と直線$y = mx$が共有点を持つときの、定数$m$の最大値を求める問題です。

幾何学直線共有点最大値点と直線の距離
2025/7/1

1. 問題の内容

問題5は、中心(5,4)(5, 4)、半径22の円と直線y=mxy = mxが共有点を持つときの、定数mmの最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

円の方程式は、中心(5,4)(5, 4)、半径22なので、
(x5)2+(y4)2=4(x-5)^2 + (y-4)^2 = 4
直線y=mxy = mxと円が共有点を持つ条件は、円の中心(5,4)(5, 4)と直線y=mxy = mx、つまりmxy=0mx - y = 0との距離が、円の半径22以下であることです。点と直線の距離の公式より、
5m4m2+(1)22\frac{|5m - 4|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} \le 2
両辺を2乗すると、
(5m4)2m2+14\frac{(5m - 4)^2}{m^2 + 1} \le 4
(5m4)24(m2+1)(5m - 4)^2 \le 4(m^2 + 1)
25m240m+164m2+425m^2 - 40m + 16 \le 4m^2 + 4
21m240m+12021m^2 - 40m + 12 \le 0
これを満たすmmの範囲を求めるために、二次方程式21m240m+12=021m^2 - 40m + 12 = 0の解を求めます。
m=(40)±(40)242112221m = \frac{-(-40) \pm \sqrt{(-40)^2 - 4 \cdot 21 \cdot 12}}{2 \cdot 21}
m=40±1600100842m = \frac{40 \pm \sqrt{1600 - 1008}}{42}
m=40±59242m = \frac{40 \pm \sqrt{592}}{42}
m=40±43742m = \frac{40 \pm 4\sqrt{37}}{42}
m=20±23721m = \frac{20 \pm 2\sqrt{37}}{21}
したがって、mmの範囲は
2023721m20+23721\frac{20 - 2\sqrt{37}}{21} \le m \le \frac{20 + 2\sqrt{37}}{21}
求めるmmの最大値は、20+23721\frac{20 + 2\sqrt{37}}{21}となります。

3. 最終的な答え

mmの最大値は 20+23721\frac{20 + 2\sqrt{37}}{21}

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