点Tで直線$l$に接する2つの円O, O'がある。直線$l$上に点Pがあり、Pを通る2直線と円O, O'との交点をA, B, C, Dとする。このとき、4点A, B, C, Dが1つの円周上にあることを証明する。
2025/7/1
1. 問題の内容
点Tで直線に接する2つの円O, O'がある。直線上に点Pがあり、Pを通る2直線と円O, O'との交点をA, B, C, Dとする。このとき、4点A, B, C, Dが1つの円周上にあることを証明する。
2. 解き方の手順
円に内接する四角形の定理の逆を利用して証明する。
まず、方べきの定理を用いて、を示す。
* 円Oにおいて、PTは円Oの接線であるから、方べきの定理より、
* 同様に、円O'において、PTは円O'の接線であるから、方べきの定理より、
* したがって、 が成り立つ。
* PA・PB = PC・PDが成立するので、方べきの定理の逆より、4点A, B, C, Dは同一円周上にある。
3. 最終的な答え
4点A, B, C, Dは1つの円周上にある。