方程式 $x^2 + y^2 - 2kx + 4ky + 4k^2 + k - 5 = 0$ が $k$ の値に関わらず円を表すことを示す問題です。

幾何学方程式平方完成円の方程式
2025/7/1

1. 問題の内容

方程式 x2+y22kx+4ky+4k2+k5=0x^2 + y^2 - 2kx + 4ky + 4k^2 + k - 5 = 0kk の値に関わらず円を表すことを示す問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた方程式を円の方程式の標準形である (xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2 の形に変形します。ここで、(a,b)(a, b) は円の中心の座標であり、rr は円の半径です。
方程式 x2+y22kx+4ky+4k2+k5=0x^2 + y^2 - 2kx + 4ky + 4k^2 + k - 5 = 0 を変形していきます。
xx の項と yy の項をそれぞれ平方完成します。
(x22kx)+(y2+4ky)+4k2+k5=0(x^2 - 2kx) + (y^2 + 4ky) + 4k^2 + k - 5 = 0
(xk)2k2+(y+2k)24k2+4k2+k5=0(x - k)^2 - k^2 + (y + 2k)^2 - 4k^2 + 4k^2 + k - 5 = 0
(xk)2+(y+2k)2=k2k+5(x - k)^2 + (y + 2k)^2 = k^2 - k + 5
ここで、この方程式が円を表すためには、右辺の k2k+5k^2 - k + 5 が常に正である必要があります。
r2=k2k+5r^2 = k^2 - k + 5 なので、k2k+5>0k^2 - k + 5 > 0 である必要があります。
k2k+5k^2 - k + 5 を平方完成して最小値を求めます。
k2k+5=(k12)214+5=(k12)2+194k^2 - k + 5 = (k - \frac{1}{2})^2 - \frac{1}{4} + 5 = (k - \frac{1}{2})^2 + \frac{19}{4}
(k12)2(k - \frac{1}{2})^2 は常に0以上なので、 k2k+5k^2 - k + 5 の最小値は 194\frac{19}{4} となり、これは常に正です。
したがって、kk の値に関わらず、r2>0r^2 > 0 となるため、与えられた方程式は円を表します。

3. 最終的な答え

与えられた方程式は、kk の値に関わらず円を表す。

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