(6) 2次方程式 $x^2 - 2x + m = 0$ が異なる2つの実数解を持つときの、定数 $m$ の値の範囲を求める。 (7) 2次不等式 $-x^2 + 4x + 1 \le 0$ を解く。 (8) $0^\circ \le \theta \le 180^\circ$ のとき、$\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2}$ を満たす $\theta$ を求める。

代数学二次方程式二次不等式三角関数判別式解の公式
2025/3/10

1. 問題の内容

(6) 2次方程式 x22x+m=0x^2 - 2x + m = 0 が異なる2つの実数解を持つときの、定数 mm の値の範囲を求める。
(7) 2次不等式 x2+4x+10-x^2 + 4x + 1 \le 0 を解く。
(8) 0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circ のとき、sinθ=32\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2} を満たす θ\theta を求める。

2. 解き方の手順

(6) 2次方程式 x22x+m=0x^2 - 2x + m = 0 が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 DD が正である必要がある。
判別式 DDD=b24acD = b^2 - 4ac で与えられる。この場合、a=1a=1, b=2b=-2, c=mc=m なので、
D=(2)24(1)(m)=44mD = (-2)^2 - 4(1)(m) = 4 - 4m
異なる2つの実数解を持つためには、D>0D > 0 である必要があるので、
44m>04 - 4m > 0
4m>4-4m > -4
m<1m < 1
(7) 2次不等式 x2+4x+10-x^2 + 4x + 1 \le 0 を解く。
まず、両辺に 1-1 をかけて、x24x10x^2 - 4x - 1 \ge 0 とする。
次に、x24x1=0x^2 - 4x - 1 = 0 の解を求める。解の公式 x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a} を用いると、
x=4±(4)24(1)(1)2(1)=4±16+42=4±202=4±252=2±5x = \frac{4 \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)} = \frac{4 \pm \sqrt{16 + 4}}{2} = \frac{4 \pm \sqrt{20}}{2} = \frac{4 \pm 2\sqrt{5}}{2} = 2 \pm \sqrt{5}
したがって、x24x10x^2 - 4x - 1 \ge 0 の解は、x25x \le 2 - \sqrt{5} または x2+5x \ge 2 + \sqrt{5}
(8) 0θ1800^\circ \le \theta \le 180^\circ のとき、sinθ=32\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2} を満たす θ\theta を求める。
sinθ=32\sin \theta = \frac{\sqrt{3}}{2} となる θ\theta は、θ=60\theta = 60^\circθ=18060=120\theta = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circ である。

3. 最終的な答え

(6) m<1m < 1
(7) x25,x2+5x \le 2 - \sqrt{5}, x \ge 2 + \sqrt{5}
(8) θ=60,120\theta = 60^\circ, 120^\circ

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