問題1では、双曲線関数coshとsinhに$\log 2$や$\log(2+\sqrt{3})$を代入した値を計算します。 問題2では、双曲線正接関数$\tanh x$について、対称性、増減、凹凸、極限($\lim_{x \to \infty} \tanh x$, $\lim_{x \to -\infty} \tanh x$)などを調べ、グラフの概形を描きます。
2025/7/1
1. 問題の内容
問題1では、双曲線関数coshとsinhにやを代入した値を計算します。
問題2では、双曲線正接関数について、対称性、増減、凹凸、極限(, )などを調べ、グラフの概形を描きます。
2. 解き方の手順
問題1:
双曲線関数は以下のように定義されます。
これらの定義に基づいて計算します。対数は自然対数(底がe)とします。
(1)
(2)
(3)
ここで、 なので、
(4)
問題2:
双曲線正接関数は以下のように定義されます。
対称性:
したがって、は奇関数であり、原点対称です。
増減:
の微分を計算します。
なので、であり、は常に増加関数です。
凹凸:
のとき、となり、です。
のとき、なのでとなり、下に凸です。
のとき、なのでとなり、上に凸です。
したがって、は変曲点です。
極限:
3. 最終的な答え
問題1:
(1)
(2)
(3)
(4)
問題2:
は奇関数であり、原点対称。常に増加関数。は変曲点。
グラフは原点対称なS字カーブを描き、y=1とy=-1が漸近線です。