2次方程式 $x^2 - 4x - 2 = 0$ の2つの解を $a, b$ ($a < b$) とする。 (1) $a, b$ の値をそれぞれ求めよ。 (2) $a^2 + b^2, \frac{a}{b} + \frac{b}{a}$ の値をそれぞれ求めよ。 (3) 不等式 $|x - \frac{a}{b}| \le |\frac{b}{a}|$ …① を解け。また、不等式①と $k \le x \le k+3$ をともに満たす整数 $x$ がちょうど2個存在するような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。
2025/7/1
## 回答
1. 問題の内容
2次方程式 の2つの解を () とする。
(1) の値をそれぞれ求めよ。
(2) の値をそれぞれ求めよ。
(3) 不等式 …① を解け。また、不等式①と をともに満たす整数 がちょうど2個存在するような定数 の値の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 2次方程式 の解を求める。解の公式を用いると、
であるから、 ,
(2)
(3)
不等式 より、
であり、 なので、
したがって、 を満たす整数は の20個。
次に、 を満たす整数 がちょうど2個存在する場合を考える。
と を同時に満たす整数 がちょうど2個存在する。
には整数 が含まれる。
2つの不等式を満たす整数がちょうど2個になるためには、
が の範囲内に入っていて、 がその範囲内にある必要がある。
が範囲外になる必要がある。
かつ , , となる。
が範囲外になる必要がある。
範囲の端点について場合分けを考える。
1. 範囲の左端から2個の場合:$k = -10$ の時、xは-10, -9の2個。
2. 範囲の右端から2個の場合: $k+3 \le 9.797...$ より $k \le 6.797...$ の範囲で考える。$k+1=9$ かつ $k+2< -10$となる$k$は存在しない。
が整数の時、 とが整数である必要がある。
はを満たす必要がある。
つまり となる必要があるので
となるのとき、は6,7,8,9 の4個となり、条件を満たさない。
が2個となるためには、, かつを満たす必要があるので、
整数が2個の場合、の範囲を考えると を満たす
, $整数が存在しない
整数が存在しない
, 整数は存在しない。
のとき、7<x<=10
x$=-10, -9
-10 <= x
1. 最終的な答え
の時、満たす整数は2個。
の時、xは7となり整数は1個
= 8, 9の2個の場合、 整数は存在しない
-10の時、-10と-9 の二個
6から7の時
7から8のとき
7<k<=8
k>= 7
x =7 は1個しかない
なので存在しない。
k = -10