与えられた等比数列 $\{a_n\}$ について、以下の問いに答える。 (1) 一般項 $a_n$ を求める。 (2) 初項から第 $n$ 項までの和 $S_n$ を求める。

代数学数列等比数列一般項級数
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた等比数列 {an}\{a_n\} について、以下の問いに答える。
(1) 一般項 ana_n を求める。
(2) 初項から第 nn 項までの和 SnS_n を求める。

2. 解き方の手順

(1) 等比数列の一般項は an=a1rn1a_n = a_1 r^{n-1} で表される。ここで a1a_1 は初項、rr は公比、nn は項の番号である。
与えられた数列は 3,12,48,192,3, -12, 48, -192, \dots であるから、初項は a1=3a_1 = 3 である。
公比 rr は、隣り合う項の比をとることで求められる。例えば、第2項を第1項で割ると r=123=4r = \frac{-12}{3} = -4 となる。第3項を第2項で割ると r=4812=4r = \frac{48}{-12} = -4 となる。よって、公比は r=4r = -4 である。
したがって、一般項は
an=3(4)n1a_n = 3 \cdot (-4)^{n-1}
である。
(2) 等比数列の和の公式は、公比 r1r \neq 1 のとき、Sn=a1(1rn)1rS_n = \frac{a_1(1-r^n)}{1-r} で表される。
初項は a1=3a_1 = 3、公比は r=4r = -4 であるから、
Sn=3(1(4)n)1(4)=3(1(4)n)5S_n = \frac{3(1-(-4)^n)}{1-(-4)} = \frac{3(1-(-4)^n)}{5}
となる。

3. 最終的な答え

(1) an=3(4)n1a_n = 3 \cdot (-4)^{n-1}
(2) Sn=3(1(4)n)5S_n = \frac{3(1-(-4)^n)}{5}

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