(1)
グラフから、60℃での硝酸カリウムの溶解度は約110g/100g水、10℃での硝酸カリウムの溶解度は約22g/100g水である。
60℃の硝酸カリウム飽和水溶液100g中の硝酸カリウムの質量をx、水の質量をyとすると、 yx=100110かつx+y=100 x=100−yを代入して、 y100−y=100110 10000−100y=110y 210y=10000 y=21010000=211000≈47.6g x=100−y=100−211000=212100−1000=211100≈52.4g 10℃における溶解度は22g/100g水なので、水211000gに溶ける硝酸カリウムの質量は、 10022×211000=21220≈10.5g 析出する硝酸カリウムの質量は、211100−21220=21880≈41.9g 有効数字2桁で答えるので、42g。
(2)
グラフから、60℃での硫酸銅の溶解度は約40g/100g水、20℃での硫酸銅の溶解度は約20g/100g水である。
60℃の硫酸銅飽和水溶液210g中に含まれる硫酸銅(II)の質量をa、水の質量をbとすると、 ba=10040かつa+b=210 a=210−bを代入して、 b210−b=10040 21000−100b=40b 140b=21000 b=14021000=150g a=210−150=60g 析出する硫酸銅(II)五水和物の質量をcgとすると、結晶中のCuSO4の質量は160+5×18160c=250160c=2516cg、H2Oの質量は25090c=259cg。 20℃における溶解度は20g/100g水なので、
150−259c60−2516c=10020=51 300−2580c=150−259c 150=2571c c=71150×25=713750≈52.8g 有効数字2桁で答えるので、53g。