(1) 関数 $y = -\log_2(1 + \frac{1}{x})$ が連続である範囲を求める問題。 (2) 関数 $f(x) = [1-x^2]$ が $x=0$ において連続かどうかを答える問題。ここで、$[x]$ は $x$ を超えない最大の整数を表す。

解析学連続性対数関数最大整数関数極限
2025/3/31

1. 問題の内容

(1) 関数 y=log2(1+1x)y = -\log_2(1 + \frac{1}{x}) が連続である範囲を求める問題。
(2) 関数 f(x)=[1x2]f(x) = [1-x^2]x=0x=0 において連続かどうかを答える問題。ここで、[x][x]xx を超えない最大の整数を表す。

2. 解き方の手順

(1) 関数 y=log2(1+1x)y = -\log_2(1 + \frac{1}{x}) の連続性を考える。
まず、対数関数が定義されるためには、真数条件より 1+1x>01 + \frac{1}{x} > 0 が必要である。
つまり、1+1x>01 + \frac{1}{x} > 0。これを解くと x+1x>0\frac{x+1}{x} > 0
この不等式が成り立つのは、x>0x > 0 または x<1x < -1 のとき。
また、対数関数は定義域内で連続なので、x>0x > 0 または x<1x < -1 が求める範囲となる。
したがって、(1)の答えは 1-1 、(2)の答えは 00 となる。
(2) 関数 f(x)=[1x2]f(x) = [1-x^2]x=0x=0 で連続かどうかを調べる。
x=0x=0 での関数値は f(0)=[102]=[1]=1f(0) = [1 - 0^2] = [1] = 1
xx00 に近づくときの極限値を求める。
xx00 に近づくとき、1x21 - x^211 に近づく。
xx00 に近いとき、1x21 - x^211 より小さい値もとる。
1x21 - x^211 よりわずかに小さいとき、[1x2]=0[1 - x^2] = 0 となることはない。
xx00 に近づくとき、1x21-x^211 に近づくため、[1x2][1-x^2]11 に近づく。
したがって、limx0[1x2]=1\lim_{x \to 0} [1-x^2] = 1
f(0)=1f(0) = 1 であり、極限値 limx0[1x2]=1\lim_{x \to 0} [1-x^2] = 1 であるから、f(x)f(x)x=0x=0 で連続である。

3. 最終的な答え

(1) x<1x < -1 または 0<x0 < x の範囲で連続。
(2) 連続である。

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