与えられた微分方程式 $y \frac{dy}{dx} = 2x$ は、一般解 $y^2 = 2x^2 + C$ を持つ。このとき、与えられた選択肢の中から特殊解となるものを全て選ぶ。特殊解とは、一般解の定数 $C$ に特定の値を入れることで得られる解のことである。

解析学微分方程式一般解特殊解
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた微分方程式 ydydx=2xy \frac{dy}{dx} = 2x は、一般解 y2=2x2+Cy^2 = 2x^2 + C を持つ。このとき、与えられた選択肢の中から特殊解となるものを全て選ぶ。特殊解とは、一般解の定数 CC に特定の値を入れることで得られる解のことである。

2. 解き方の手順

各選択肢について、一般解 y2=2x2+Cy^2 = 2x^2 + C の形に変形できるかどうかを確認する。
* y2=x2y^2 = x^2: x2=2x2+Cx^2 = 2x^2 + C より C=x2C = -x^2 となる。CC が定数ではないため、特殊解ではない。
* y2=2x2y^2 = 2x^2: 2x2=2x2+C2x^2 = 2x^2 + C より C=0C = 0 となる。CC が定数であるため、特殊解である。
* y2=2x2+1y^2 = 2x^2 + 1: 2x2+1=2x2+C2x^2 + 1 = 2x^2 + C より C=1C = 1 となる。CC が定数であるため、特殊解である。
* y2=2x23y^2 = 2x^2 - \sqrt{3}: 2x23=2x2+C2x^2 - \sqrt{3} = 2x^2 + C より C=3C = -\sqrt{3} となる。CC が定数であるため、特殊解である。
* y2=2x2+xy^2 = 2x^2 + x: 2x2+x=2x2+C2x^2 + x = 2x^2 + C より C=xC = x となる。CC が定数ではないため、特殊解ではない。
* y2=2x2+sinxy^2 = 2x^2 + \sin x: 2x2+sinx=2x2+C2x^2 + \sin x = 2x^2 + C より C=sinxC = \sin x となる。CC が定数ではないため、特殊解ではない。

3. 最終的な答え

特殊解となるものは、以下の3つである。
* y2=2x2y^2 = 2x^2
* y2=2x2+1y^2 = 2x^2 + 1
* y2=2x23y^2 = 2x^2 - \sqrt{3}

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