微分方程式 $x \frac{dy}{dx} = x+y$ の一般解が $y = x(\log |x| + C)$ で与えられているとき、選択肢の中から特殊解となるものを全て選ぶ問題です。

解析学微分方程式一般解特殊解
2025/7/1

1. 問題の内容

微分方程式 xdydx=x+yx \frac{dy}{dx} = x+y の一般解が y=x(logx+C)y = x(\log |x| + C) で与えられているとき、選択肢の中から特殊解となるものを全て選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

一般解 y=x(logx+C)y = x(\log |x| + C) に適切な定数 CC を代入して、選択肢の形になるかどうかを確認します。
* y=xlogxy = x \log |x| : C=0C=0 を代入すると得られます。
* y=xy = x : x(logx+C)=xx(\log|x| + C) = x から logx+C=1\log|x| + C = 1 となり、C=1logxC = 1 - \log|x| となります。これは定数ではないので、特殊解にはなりません。
* y=logxy = \log |x| : x(logx+C)=logxx(\log |x| + C) = \log |x| となり、x=logxlogx+Cx = \frac{\log |x|}{\log |x|+C}となり、CCを定数として、y=logxy = \log |x|は得られません。
* y=xlogx+2y = x \log |x| + 2 : x(logx+C)=xlogx+2x(\log |x| + C) = x \log |x| + 2 から logx+C=logx+2x\log |x| + C = \log |x| + \frac{2}{x} となり、C=2xC = \frac{2}{x} となります。これは定数ではないので、特殊解にはなりません。
* y=xlogx+2xy = x \log |x| + 2x : x(logx+C)=xlogx+2xx(\log |x| + C) = x \log |x| + 2x から logx+C=logx+2\log |x| + C = \log |x| + 2 となり、C=2C=2 を代入すると得られます。
* y=x(logx+1)y = x(\log |x| + 1) : x(logx+C)=x(logx+1)x(\log |x| + C) = x(\log |x| + 1) から logx+C=logx+1\log |x| + C = \log |x| + 1 となり、C=1C=1 を代入すると得られます。

3. 最終的な答え

特殊解となるものは以下の通りです。
* y=xlogxy = x \log |x|
* y=xlogx+2xy = x \log |x| + 2x
* y=x(logx+1)y = x (\log |x| + 1)

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