関数 $y = \frac{x-1}{x^3+1}$ を微分せよ。解析学微分導関数商の微分公式関数の微分2025/7/51. 問題の内容関数 y=x−1x3+1y = \frac{x-1}{x^3+1}y=x3+1x−1 を微分せよ。2. 解き方の手順この関数を微分するには、商の微分公式を使う必要があります。商の微分公式は、関数 y=u(x)v(x)y = \frac{u(x)}{v(x)}y=v(x)u(x) が与えられたとき、その微分は次のようになります。dydx=u′(x)v(x)−u(x)v′(x)[v(x)]2\frac{dy}{dx} = \frac{u'(x)v(x) - u(x)v'(x)}{[v(x)]^2}dxdy=[v(x)]2u′(x)v(x)−u(x)v′(x)ここで、u(x)=x−1u(x) = x - 1u(x)=x−1 であり、v(x)=x3+1v(x) = x^3 + 1v(x)=x3+1 です。まず、u(x)u(x)u(x) と v(x)v(x)v(x) の導関数を求めます。u′(x)=ddx(x−1)=1u'(x) = \frac{d}{dx}(x - 1) = 1u′(x)=dxd(x−1)=1v′(x)=ddx(x3+1)=3x2v'(x) = \frac{d}{dx}(x^3 + 1) = 3x^2v′(x)=dxd(x3+1)=3x2次に、これらの導関数を商の微分公式に代入します。dydx=1⋅(x3+1)−(x−1)⋅3x2(x3+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{1 \cdot (x^3 + 1) - (x - 1) \cdot 3x^2}{(x^3 + 1)^2}dxdy=(x3+1)21⋅(x3+1)−(x−1)⋅3x2これを整理します。dydx=x3+1−3x3+3x2(x3+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{x^3 + 1 - 3x^3 + 3x^2}{(x^3 + 1)^2}dxdy=(x3+1)2x3+1−3x3+3x2dydx=−2x3+3x2+1(x3+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{-2x^3 + 3x^2 + 1}{(x^3 + 1)^2}dxdy=(x3+1)2−2x3+3x2+1さらに、x3+1=(x+1)(x2−x+1)x^3 + 1 = (x+1)(x^2-x+1)x3+1=(x+1)(x2−x+1)であることに注意すると、x=1x=1x=1が特異点ではないことがわかる。3. 最終的な答えdydx=−2x3+3x2+1(x3+1)2\frac{dy}{dx} = \frac{-2x^3 + 3x^2 + 1}{(x^3 + 1)^2}dxdy=(x3+1)2−2x3+3x2+1