次の不定積分を求める問題です。 (1) $\int \cos(2x+1) dx$ (2) $\int \sin^3 x \cos x dx$

解析学積分不定積分三角関数置換積分
2025/3/31

1. 問題の内容

次の不定積分を求める問題です。
(1) cos(2x+1)dx\int \cos(2x+1) dx
(2) sin3xcosxdx\int \sin^3 x \cos x dx

2. 解き方の手順

(1) cos(2x+1)dx\int \cos(2x+1) dx について
u=2x+1u = 2x+1 とおくと、dudx=2\frac{du}{dx} = 2 より dx=12dudx = \frac{1}{2} du
したがって、
cos(2x+1)dx=cos(u)12du=12cos(u)du=12sin(u)+C=12sin(2x+1)+C\int \cos(2x+1) dx = \int \cos(u) \frac{1}{2} du = \frac{1}{2} \int \cos(u) du = \frac{1}{2} \sin(u) + C = \frac{1}{2} \sin(2x+1) + C
よって、
sin(2x+1)2+C\frac{\sin(2x+1)}{2} + C
(2) sin3xcosxdx\int \sin^3 x \cos x dx について
u=sinxu = \sin x とおくと、dudx=cosx\frac{du}{dx} = \cos x より dx=1cosxdudx = \frac{1}{\cos x} du
したがって、
sin3xcosxdx=u3cosx1cosxdu=u3du=14u4+C=14sin4x+C\int \sin^3 x \cos x dx = \int u^3 \cos x \frac{1}{\cos x} du = \int u^3 du = \frac{1}{4} u^4 + C = \frac{1}{4} \sin^4 x + C
よって、
sin4x4+C\frac{\sin^4 x}{4} + C

3. 最終的な答え

(1) 12\frac{1}{2}
(2) 22
(3) 11
(4) 44
(5) 44

「解析学」の関連問題

媒介変数 $t$ で表された関数 $x = -\cos(3t)$, $y = \sin(4t)$ ($0 \le t \le \frac{\pi}{4}$)で定義される関数 $y=f(x)$ について...

媒介変数表示微分積分増減面積
2025/5/31

次の関数について、$x=0$ におけるテイラー展開(マクローリン展開)を求め、収束域を求める問題です。対象となる関数は以下の10個です。 (1) $\cosh x$ (2) $\sinh x$ (3)...

テイラー展開マクローリン展開収束域関数
2025/5/31

以下の10個の関数について、$x=0$ におけるテイラー展開(マクローリン展開)と収束域を求める問題です。 (1) $\cosh x$ (2) $\sinh x$ (3) $\frac{1}{1-x}...

テイラー展開マクローリン展開収束域関数
2025/5/31

次の関数の $x=0$ におけるテイラー展開(マクローリン展開)を求め、また、収束域を求める。 (1) $\cosh x$ (2) $\sinh x$ (3) $\frac{1}{1-x}$ (4) ...

テイラー展開マクローリン展開収束域関数無限級数cosh xsinh x1/(1-x)1/(1+x)log(1+x)1/(1+x^2)arctan xe^xsin xcos x
2025/5/31

## 1. 問題の内容

ラグランジュの未定乗数法最大値最小値多変数関数
2025/5/31

与えられた積分 $\int \frac{x^2}{(1+x^2)^2} dx$ を計算します。

積分部分積分置換積分不定積分arctan
2025/5/31

与えられた3つの関数について、グラフの漸近線を極限の計算を用いて求める問題です。 (1) $y = \frac{4^x + 8}{2}$ (2) $y = \frac{3x - 5}{x + 1}$ ...

極限漸近線関数のグラフ
2025/5/31

関数 $f(x, y)$ を条件 $g(x, y) = 0$ のもとで、ラグランジュの未定乗数法を用いて最大値と最小値を求める問題です。具体的には、以下の6つのケースについて解きます。 1) $f(x...

ラグランジュの未定乗数法最大値最小値偏微分極値
2025/5/31

与えられた関数 $f(x) = \frac{1}{x(1-x^3)^{3/2}}$ の積分を計算する問題です。

積分置換積分部分分数分解不定積分
2025/5/31

与えられた10個の関数について、$x=0$におけるテイラー展開(マクローリン展開)を求め、それぞれの収束域を求める問題です。

テイラー展開マクローリン展開収束域級数
2025/5/31