与えられた3点を通る2次関数を求める問題です。 (1)では、点(-2, 5), (0, -3), (3, 0)を通る2次関数を求めます。 (2)では、点(-1, 1), (1, -5), (3, 5)を通る2次関数を求めます。

代数学二次関数連立方程式代入
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた3点を通る2次関数を求める問題です。
(1)では、点(-2, 5), (0, -3), (3, 0)を通る2次関数を求めます。
(2)では、点(-1, 1), (1, -5), (3, 5)を通る2次関数を求めます。

2. 解き方の手順

2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおきます。与えられた3点の座標をこの式に代入し、a, b, cに関する3つの連立方程式を立てて解きます。
(1)
点(-2, 5)を通るので、
5=a(2)2+b(2)+c5 = a(-2)^2 + b(-2) + c
5=4a2b+c5 = 4a - 2b + c
点(0, -3)を通るので、
3=a(0)2+b(0)+c-3 = a(0)^2 + b(0) + c
3=c-3 = c
点(3, 0)を通るので、
0=a(3)2+b(3)+c0 = a(3)^2 + b(3) + c
0=9a+3b+c0 = 9a + 3b + c
c=3c = -3 を他の2つの式に代入すると、
4a2b3=54a - 2b - 3 = 5
9a+3b3=09a + 3b - 3 = 0
整理すると、
4a2b=84a - 2b = 8
9a+3b=39a + 3b = 3
上の式を2で割り、下の式を3で割ると、
2ab=42a - b = 4
3a+b=13a + b = 1
2つの式を足し合わせると、
5a=55a = 5
a=1a = 1
a=1a = 13a+b=13a + b = 1 に代入すると、
3(1)+b=13(1) + b = 1
b=2b = -2
よって、求める2次関数は y=x22x3y = x^2 - 2x - 3 です。
(2)
点(-1, 1)を通るので、
1=a(1)2+b(1)+c1 = a(-1)^2 + b(-1) + c
1=ab+c1 = a - b + c
点(1, -5)を通るので、
5=a(1)2+b(1)+c-5 = a(1)^2 + b(1) + c
5=a+b+c-5 = a + b + c
点(3, 5)を通るので、
5=a(3)2+b(3)+c5 = a(3)^2 + b(3) + c
5=9a+3b+c5 = 9a + 3b + c
3つの式を連立させて解きます。
ab+c=1a - b + c = 1
a+b+c=5a + b + c = -5
9a+3b+c=59a + 3b + c = 5
1番目の式と2番目の式を足し合わせると、
2a+2c=42a + 2c = -4
a+c=2a + c = -2
c=a2c = -a - 2
これを他の2つの式に代入すると、
aba2=1a - b - a - 2 = 1
9a+3ba2=59a + 3b - a - 2 = 5
整理すると、
b=3-b = 3
8a+3b=78a + 3b = 7
b=3b = -38a+3b=78a + 3b = 7 に代入すると、
8a+3(3)=78a + 3(-3) = 7
8a9=78a - 9 = 7
8a=168a = 16
a=2a = 2
a=2a = 2c=a2c = -a - 2 に代入すると、
c=22c = -2 - 2
c=4c = -4
よって、求める2次関数は y=2x23x4y = 2x^2 - 3x - 4 です。

3. 最終的な答え

(1) y=x22x3y = x^2 - 2x - 3
(2) y=2x23x4y = 2x^2 - 3x - 4

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