(11) 偏差の積の計算:
表のそれぞれの生徒について、国語の偏差と数学の偏差を掛け合わせます。
* ① Alice: 0×(−20)=0 * ② Bob: 10×40=400 * ③ Chad: (−10)×(−20)=200 * ④ David: 0×20=0 * ⑤ Emma: 0×(−20)=0 (12) 国語と数学の共分散の計算:
共分散は、国語と数学の偏差の積の平均です。上記の偏差の積を合計し、生徒数(5人)で割ります。
共分散 = (0+400+200+0+0)/5 (13) 国語と数学の相関係数の計算:
相関係数は、共分散を国語と数学の標準偏差の積で割ったものです。
まず、それぞれの標準偏差を計算する必要があります。
国語の標準偏差をSx、数学の標準偏差をSy、共分散をCov(x,y)とすると、相関係数rは次のように表されます。 r=Sx⋅SyCov(x,y) 国語の偏差の分散をVx、数学の偏差の分散をVyとすると、Vx=5∑i=15(xi−xˉ)2、Vy=5∑i=15(yi−yˉ)2。 標準偏差は分散の平方根で求めることができます。Sx=Vx、Sy=Vy。 国語の平均偏差:xˉ=50+10−10+0+0=0 数学の平均偏差:yˉ=5−20+40−20+20−20=0 国語の偏差の分散:Vx=5(0−0)2+(10−0)2+(−10−0)2+(0−0)2+(0−0)2=50+100+100+0+0=40 数学の偏差の分散:Vy=5(−20−0)2+(40−0)2+(−20−0)2+(20−0)2+(−20−0)2=5400+1600+400+400+400=53200=640 国語の標準偏差:Sx=40=210 数学の標準偏差:Sy=640=810 共分散:Cov(x,y)=5400+200=5600=120 相関係数:r=210⋅810120=16⋅10120=160120=43=0.75