(1) 3点 $A(1, 2, 3)$, $B(2, 3, -1)$, $C(3, 1, 4)$ によって定まる平面 $ABC$ 上に点 $P(x, -6, 17)$ があるとき、$x$ の値を求めます。 (2) 4点 $A(5, 2, 5)$, $B(4, 2, 3)$, $C(3, 1, 2)$, $D(-2, -1, z)$ が同一平面上にあるとき、$z$ の値を求めます。

幾何学ベクトル空間ベクトル平面連立方程式
2025/7/2

1. 問題の内容

(1) 3点 A(1,2,3)A(1, 2, 3), B(2,3,1)B(2, 3, -1), C(3,1,4)C(3, 1, 4) によって定まる平面 ABCABC 上に点 P(x,6,17)P(x, -6, 17) があるとき、xx の値を求めます。
(2) 4点 A(5,2,5)A(5, 2, 5), B(4,2,3)B(4, 2, 3), C(3,1,2)C(3, 1, 2), D(2,1,z)D(-2, -1, z) が同一平面上にあるとき、zz の値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点 PP が平面 ABCABC 上にあるとき、AP=sAB+tAC\overrightarrow{AP} = s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC} となる実数 s,ts, t が存在します。
AP=(x1,8,14)\overrightarrow{AP} = (x-1, -8, 14)
AB=(1,1,4)\overrightarrow{AB} = (1, 1, -4)
AC=(2,1,1)\overrightarrow{AC} = (2, -1, 1)
したがって、以下の連立方程式が成り立ちます。
x1=s+2tx-1 = s + 2t
8=st-8 = s - t
14=4s+t14 = -4s + t
2番目と3番目の式を足すと、6=3s6 = -3s となり、s=2s = -2 が得られます。
8=2t-8 = -2 - t より、t=6t = 6 が得られます。
x1=2+2(6)=10x-1 = -2 + 2(6) = 10 より、x=11x = 11 が得られます。
(2) 4点 A,B,C,DA, B, C, D が同一平面上にあるとき、AD=sAB+tAC\overrightarrow{AD} = s\overrightarrow{AB} + t\overrightarrow{AC} となる実数 s,ts, t が存在します。
AD=(7,3,z5)\overrightarrow{AD} = (-7, -3, z-5)
AB=(1,0,2)\overrightarrow{AB} = (-1, 0, -2)
AC=(2,1,3)\overrightarrow{AC} = (-2, -1, -3)
したがって、以下の連立方程式が成り立ちます。
7=s2t-7 = -s - 2t
3=t-3 = -t
z5=2s3tz-5 = -2s - 3t
2番目の式より、t=3t = 3 が得られます。
1番目の式に代入すると、7=s2(3)-7 = -s - 2(3) となり、7=s6-7 = -s - 6 より、s=1s = 1 が得られます。
3番目の式に代入すると、z5=2(1)3(3)z - 5 = -2(1) - 3(3) となり、z5=29=11z - 5 = -2 - 9 = -11 より、z=6z = -6 が得られます。

3. 最終的な答え

(1) x=11x = 11
(2) z=6z = -6

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