三角形ABCにおいて、辺BC上に点D, Eがあり、BD=1cm, DE=2cm, EC=1cmである。Eを通りADに平行な直線と辺ACとの交点をFとする。ADとBFの交点をGとするとき、AD:GDを求める問題。

幾何学三角形相似メネラウスの定理
2025/7/2

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、辺BC上に点D, Eがあり、BD=1cm, DE=2cm, EC=1cmである。Eを通りADに平行な直線と辺ACとの交点をFとする。ADとBFの交点をGとするとき、AD:GDを求める問題。

2. 解き方の手順

まず、EFとADが平行であることから、相似な三角形を見つけます。
△ADEと△CFEにおいて、
ADE=CFE\angle ADE = \angle CFE (同位角)
DAE=FCE\angle DAE = \angle FCE (錯角)
したがって、△ADE∽△CFE
また、ADFE=DEEC=21=2\frac{AD}{FE}=\frac{DE}{EC}=\frac{2}{1}=2なので、AD=2FEAD=2FEとなる。
次に、△ADGと△FEGに着目する。
DAG=EFG\angle DAG = \angle EFG (錯角)
ADG=FEG\angle ADG = \angle FEG (錯角)
よって、△ADG∽△FEG
したがって、ADFE=DGEG\frac{AD}{FE} = \frac{DG}{EG}
ADFE=2\frac{AD}{FE} = 2なので、DGEG=2\frac{DG}{EG}=2、すなわちDG=2EGDG=2EGとなる。
ここで、AD:GDAD:GDの比を求める。
AD=2FEAD=2FEであり、DG=2EGDG=2EGなので、
AD:GD=2FE:2EG=FE:EGAD:GD = 2FE:2EG = FE:EG
次に、メネラウスの定理を用いる。△BCEと直線ADにおいて
BDDCCAAFFEEB=1\frac{BD}{DC} \cdot \frac{CA}{AF} \cdot \frac{FE}{EB} = 1
13CAAFFEEB=1\frac{1}{3} \cdot \frac{CA}{AF} \cdot \frac{FE}{EB} = 1
CAAF=3EBFE\frac{CA}{AF} = \frac{3EB}{FE}
△ACDと直線BFにおいて
CBBDDGGAAFFC=1\frac{CB}{BD} \cdot \frac{DG}{GA} \cdot \frac{AF}{FC} = 1
41DGGAAFFC=1\frac{4}{1} \cdot \frac{DG}{GA} \cdot \frac{AF}{FC} = 1
DGGA=FC4AF\frac{DG}{GA} = \frac{FC}{4AF}
また、FEAD=CECD=13\frac{FE}{AD} = \frac{CE}{CD} = \frac{1}{3}より、AD=3FEAD=3FE。先ほどのAD=2FEAD=2FEと異なるので、相似な三角形の対応関係を見直す必要がある。
△CFE∽△CADより、CFCA=CECD=FEAD=13\frac{CF}{CA} = \frac{CE}{CD} = \frac{FE}{AD} = \frac{1}{3}。よって、CA=3CFCA = 3CFAD=3FEAD=3FE
ADGD=3FEGD\frac{AD}{GD} = \frac{3FE}{GD}を求める。
△BFDに直線AGを通すと、メネラウスの定理より
BGGFFEEDDAAB=1\frac{BG}{GF} \cdot \frac{FE}{ED} \cdot \frac{DA}{AB} = 1
ここで、再度△ADG∽△FEGを用いる。
ADFE=DGGE\frac{AD}{FE} = \frac{DG}{GE}
AD:GD=3:xAD : GD = 3 : xとおくと、FE:GE=1:x3FE : GE = 1 : \frac{x}{3}
$\triangle BDEと直線AFを見ると、メネラウスの定理より。
BAAGGDDEEFFB=1\frac{BA}{AG}*\frac{GD}{DE}*\frac{EF}{FB}=1
△ADGと△EGFが相似であるから、AD:GD = FE:GE。
また、AD= 3FEであるから、3FE : GD = FE : GE より、GD = 3GE。よって、AD:GD = 3FE : 3GE = FE:GE = 3:1。

3. 最終的な答え

3

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