問題11は、実数x, yに関する条件が与えられたとき、「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに当てはまるかを判断する問題です。 問題12は、実数a, bや自然数nに関する条件の否定を記述する問題です。

代数学条件必要条件十分条件必要十分条件不等式
2025/7/2

1. 問題の内容

問題11は、実数x, yに関する条件が与えられたとき、「必要条件」、「十分条件」、「必要十分条件」のどれに当てはまるかを判断する問題です。
問題12は、実数a, bや自然数nに関する条件の否定を記述する問題です。

2. 解き方の手順

問題11:
(1) x=2x = 2x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための条件を考えます。
x2x2=(x2)(x+1)=0x^2 - x - 2 = (x - 2)(x + 1) = 0なので、x=2x = 2またはx=1x = -1です。
x=2x = 2ならばx2x2=0x^2 - x - 2 = 0は成り立ちますが、x2x2=0x^2 - x - 2 = 0でもx=2x = 2とは限りません。
したがって、x=2x=2x2x2=0x^2-x-2=0であるための十分条件です。
(2) 「ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR」は「ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR」であるための条件を考えます。
ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR ならば ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQRは成り立ちます。
しかし、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQRでもABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQRとは限りません。
したがって、「ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR」は「ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR」であるための必要条件です。
(3) x=y=2x = y = 22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 であるための条件を考えます。
x=y=2x=y=22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2に代入すると2(2)2=42=22(2) - 2 = 4 - 2 = 2となり成立します。
また、2xy=22x - y = 22yx=22y - x = 2から2xy=2yx2x - y = 2y - xなので、3x=3y3x = 3yx=yx = yです。
2xy=22x - y = 2x=yx = yを代入すると、2xx=22x - x = 2x=2x = 2となり、y=2y = 2も得られます。
したがって、x=y=2x = y = 22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2であるための必要十分条件です。
(4) xy0xy \neq 0x0x \neq 0 であるための条件を考えます。
xy0xy \neq 0 ならば、x0x \neq 0かつy0y \neq 0です。
x0x \neq 0 でも、y=0y = 0 のとき xy=0xy = 0 となるので、xy0xy \neq 0とは限りません。
したがって、xy0xy \neq 0x0x \neq 0 であるための十分条件です。
問題12:
(1) a=2a = -2の否定は、a2a \neq -2です。
(2) a3a \geq 3の否定は、a<3a < 3です。
(3) a2+b2<4a^2 + b^2 < 4の否定は、a2+b24a^2 + b^2 \geq 4です。
(4) nnは奇数である、の否定は、nnは奇数ではない、または、nnは偶数である、です。

3. 最終的な答え

問題11:
(1) 十分条件
(2) 必要条件
(3) 必要十分条件
(4) 十分条件
問題12:
(1) a2a \neq -2
(2) a<3a < 3
(3) a2+b24a^2 + b^2 \geq 4
(4) nnは奇数ではない (または nnは偶数である)

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