$n$ は自然数とする。次の命題が偽であることを示す。 (1) $n$ が奇数ならば、$n$ は素数である。 (2) $n$ が素数ならば、$n$ は奇数である。

数論素数命題反例整数の性質
2025/7/2

1. 問題の内容

nn は自然数とする。次の命題が偽であることを示す。
(1) nn が奇数ならば、nn は素数である。
(2) nn が素数ならば、nn は奇数である。

2. 解き方の手順

命題が偽であることを示すには、反例を一つ見つければよい。
(1) 「nn が奇数ならば、nn は素数である」という命題の反例を探す。
奇数であって素数でない自然数を見つければよい。
例えば、n=9n=9 は奇数であるが、9=3×39 = 3 \times 3 なので素数ではない。
(2) 「nn が素数ならば、nn は奇数である」という命題の反例を探す。
素数であって奇数でない自然数を見つければよい。
例えば、n=2n=2 は素数であるが、偶数である。

3. 最終的な答え

(1) n=9n=9 は奇数であるが素数ではないので、命題「nn が奇数ならば、nn は素数である」は偽である。
(2) n=2n=2 は素数であるが奇数ではないので、命題「nn が素数ならば、nn は奇数である」は偽である。

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