赤玉6個、白玉4個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出す。 (1) 2個とも赤玉となる確率を求めよ。 (2) 赤玉が1個、白玉が1個となる確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ事象
2025/7/2

1. 問題の内容

赤玉6個、白玉4個が入った袋から、同時に2個の玉を取り出す。
(1) 2個とも赤玉となる確率を求めよ。
(2) 赤玉が1個、白玉が1個となる確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2個とも赤玉となる確率
まず、袋に入っている玉の総数は 6+4=106 + 4 = 10 個である。
2個の玉を取り出す組み合わせの総数は、10C2_{10}C_2 で計算できる。
10C2=10!2!(102)!=10×92×1=45_{10}C_2 = \frac{10!}{2!(10-2)!} = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
2個とも赤玉となる組み合わせの数は、6C2_{6}C_2 で計算できる。
6C2=6!2!(62)!=6×52×1=15_{6}C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
したがって、2個とも赤玉となる確率は、
6C210C2=1545=13\frac{_{6}C_2}{_{10}C_2} = \frac{15}{45} = \frac{1}{3}
(2) 赤玉が1個、白玉が1個となる確率
赤玉を1個選ぶ組み合わせの数は、6C1=6_{6}C_1 = 6
白玉を1個選ぶ組み合わせの数は、4C1=4_{4}C_1 = 4
赤玉1個と白玉1個を選ぶ組み合わせの数は、6C1×4C1=6×4=24_{6}C_1 \times _{4}C_1 = 6 \times 4 = 24
したがって、赤玉が1個、白玉が1個となる確率は、
6C1×4C110C2=2445=815\frac{_{6}C_1 \times _{4}C_1}{_{10}C_2} = \frac{24}{45} = \frac{8}{15}

3. 最終的な答え

(1) 2個とも赤玉となる確率:13\frac{1}{3}
(2) 赤玉が1個、白玉が1個となる確率:815\frac{8}{15}

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