長方形ABCDがあり、$AB=6, AD=12$です。点Pは辺ABの中点Mから出発し、毎秒3の速さでAを経てDに向かいます。点Qは点Pと同時にMから出発し、毎秒3の速さでBを経て、辺BCの中点Nに向かいます。点QがNに着いた後は動きません。辺CDの中点をOとするとき、出発してから$x$秒後の$\triangle OPQ$の面積$y$を$x$の式で表し、そのグラフを答えます。ただし、$0 < x \le 1$とします。

幾何学図形面積座標放物線関数三角関数
2025/7/2

1. 問題の内容

長方形ABCDがあり、AB=6,AD=12AB=6, AD=12です。点Pは辺ABの中点Mから出発し、毎秒3の速さでAを経てDに向かいます。点Qは点Pと同時にMから出発し、毎秒3の速さでBを経て、辺BCの中点Nに向かいます。点QがNに着いた後は動きません。辺CDの中点をOとするとき、出発してからxx秒後のOPQ\triangle OPQの面積yyxxの式で表し、そのグラフを答えます。ただし、0<x10 < x \le 1とします。

2. 解き方の手順

まず、点Pと点Qの位置をxxを用いて表します。0<x10 < x \le 1なので、点Pは線分MA上に、点Qは線分MB上にあります。
* 点Pの位置:
* MP=3xMP = 3xより、AP=AMMP=33x=3(1x)AP = AM - MP = 3 - 3x = 3(1-x)
* 点Qの位置:
* MQ=3xMQ = 3xより、BQ=BMMQ=33x=3(1x)BQ = BM - MQ = 3 - 3x = 3(1-x)
次に、点Oの座標を原点とし、A(0,6), B(12,6), C(12,0), D(0,0)とすると、M(6,6), O(6,0)となります。
この時、Pの座標は(6(1x),6)(6(1-x), 6)、Qの座標は(6+6x,6)(6+6x, 6)と表せます。
OPQ\triangle OPQの面積yyは、O, P, Qの座標から計算します。
O(6,0),P(6(1x),6),Q(6+6x,6)O(6,0), P(6(1-x), 6), Q(6+6x, 6)
OPQ=126(66)+6(66(1x))+(6+6x)(6(1x)0)\triangle OPQ = \frac{1}{2}|6(6-6) + 6(6 - 6(1-x)) + (6+6x)(6(1-x)-0)|
=126(6x)+(6+6x)(66x)= \frac{1}{2}|6(6x) + (6+6x)(6-6x)|
=1236x+3636x+36x36x2= \frac{1}{2}|36x + 36 - 36x + 36x - 36x^2|
=1236+36x36x2= \frac{1}{2}|36 + 36x - 36x^2|
=181+xx2= 18|1 + x - x^2|
0<x10 < x \le 1において、1+xx21 + x - x^2は常に正なので、
y=18(1+xx2)y = 18(1+x-x^2)
グラフは上に凸な放物線の一部になります。

3. 最終的な答え

y=18(1+xx2)(0<x1)y = 18(1+x-x^2) \quad (0 < x \le 1)
グラフは、0<x10 < x \le 1の範囲で、y=18(1+xx2)y = 18(1+x-x^2)の放物線のグラフ。
x=1x=1の時、y=18(1+11)=18y=18(1+1-1)=18

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