関数 $f(x, y) = x^3 + 2xy + y^2 - x$ の停留点を求める。

解析学多変数関数偏微分停留点連立方程式二次方程式
2025/7/2

1. 問題の内容

関数 f(x,y)=x3+2xy+y2xf(x, y) = x^3 + 2xy + y^2 - x の停留点を求める。

2. 解き方の手順

停留点を求めるには、まず偏導関数を求め、それらが同時に0になる点を求める。
まず、xxに関する偏微分を計算する。
fx=3x2+2y1 \frac{\partial f}{\partial x} = 3x^2 + 2y - 1
次に、yyに関する偏微分を計算する。
fy=2x+2y \frac{\partial f}{\partial y} = 2x + 2y
停留点では、これらの偏導関数が両方とも0になる。したがって、以下の連立方程式を解く。
3x2+2y1=0 3x^2 + 2y - 1 = 0
2x+2y=0 2x + 2y = 0
2番目の式から、y=xy = -x が得られる。これを最初の式に代入すると、
3x2+2(x)1=0 3x^2 + 2(-x) - 1 = 0
3x22x1=0 3x^2 - 2x - 1 = 0
この2次方程式を解く。因数分解すると、
(3x+1)(x1)=0 (3x + 1)(x - 1) = 0
したがって、x=1x = 1 または x=13x = -\frac{1}{3}
x=1x = 1 の場合、y=1y = -1
x=13x = -\frac{1}{3} の場合、y=13y = \frac{1}{3}

3. 最終的な答え

したがって、停留点は (1,1)(1, -1)(13,13)(-\frac{1}{3}, \frac{1}{3}) である。

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