問題3は、以下の2つの極限値を求める問題です。 (1) $\lim_{x\to 0} \frac{\sinh x}{x}$ (2) $\lim_{x\to 0} \frac{\tanh x}{x}$ 問題4は、$\sin(\sin^{-1} t + \cos^{-1} t) = 1$ を示す問題です。
2025/7/2
## 回答
1. 問題の内容
問題3は、以下の2つの極限値を求める問題です。
(1)
(2)
問題4は、 を示す問題です。
2. 解き方の手順
(1) について
の定義は です。
したがって、
ここで、 をマクローリン展開すると となります。
同様に、 です。
したがって、 となります。
あるいは、ロピタルの定理を用いることもできます。
は の不定形なので、ロピタルの定理より、
( の定義は です。)
(2) について
の定義は です。
したがって、
であり、 であるから、
あるいは、ロピタルの定理を用いることもできます。
は の不定形なので、ロピタルの定理より、
( の微分は です。)
(3) を示す問題について
が成り立つことを利用します。
これは、直角三角形を考えればわかります。一つの角をとおくと、。この直角三角形のもう一つの角はなので、。よって、、。これらの和は。
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3) (証明完了)