$f_n(x) = x^{2n} - x^n + 1$ とする。$n$は自然数とする。 (1) $\alpha$ が方程式 $f_1(x) = 0$ の解であるとき、$\alpha^3$ と $f_5(\alpha)$ の値を求めよ。 (2) $n$ を $6$ で割った余りが $5$ であるとき、$f_n(x)$ は $x^2 - x + 1$ で割り切れることを示せ。
2025/7/2
1. 問題の内容
とする。は自然数とする。
(1) が方程式 の解であるとき、 と の値を求めよ。
(2) を で割った余りが であるとき、 は で割り切れることを示せ。
2. 解き方の手順
(1)
は の解であるから、 が成り立つ。
両辺に をかけると、
次に、 の値を求める。
より
より
(2)
を で割った余りが であるとき、 (は整数) と表せる。
このとき、
の解は
これは の解でもあるので、.
したがって、 は で割り切れる。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) を で割った余りが であるとき、 は で割り切れる。