与えられた問題は、空間座標における点やベクトルに関する問題です。具体的には、ある点に関してzx平面、z軸、原点に関して対称な点の座標を求める問題、ある点を通る平面の方程式を求める問題、2点間の距離を求める問題、ベクトルの内積、なす角、そしてベクトルが垂直になるような実数の値を求める問題です。

幾何学空間座標ベクトル対称性平面の方程式距離内積角度
2025/7/3

1. 問題の内容

与えられた問題は、空間座標における点やベクトルに関する問題です。具体的には、ある点に関してzx平面、z軸、原点に関して対称な点の座標を求める問題、ある点を通る平面の方程式を求める問題、2点間の距離を求める問題、ベクトルの内積、なす角、そしてベクトルが垂直になるような実数の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) zx平面に関して対称な点は、y座標の符号が変わります。したがって、点(2, 4, -1)のzx平面に関する対称点は(2, -4, -1)です。
(2) z軸に関して対称な点は、x座標とy座標の符号が変わります。したがって、点(2, 4, -1)のz軸に関する対称点は(-2, -4, -1)です。
(3) 原点に関して対称な点は、全ての座標の符号が変わります。したがって、点(2, 4, -1)の原点に関する対称点は(-2, -4, 1)です。
問題2:
(1) 点B(-1, 5, 2)を通り、yz平面に平行な平面の方程式は、x座標が一定となる平面です。したがって、x = -1です。
(2) 平面z = -1に関して点B(-1, 5, 2)と対称な点Cの座標は、z座標に関して対称になります。点Bのz座標は2であり、平面z = -1との距離は2 - (-1) = 3です。点Cのz座標は-1 - 3 = -4となります。x座標とy座標は変わらないので、点Cの座標は(-1, 5, -4)です。
問題3:
2点A(2, 4, -1)とB(-1, -5, 2)の間の距離は、距離の公式を用いて計算します。
AB=(12)2+(54)2+(2(1))2=(3)2+(9)2+(3)2=9+81+9=99=311AB = \sqrt{(-1-2)^2 + (-5-4)^2 + (2-(-1))^2} = \sqrt{(-3)^2 + (-9)^2 + (3)^2} = \sqrt{9 + 81 + 9} = \sqrt{99} = 3\sqrt{11}
問題4:
(1) ベクトルa = (-1, 2)とベクトルb = (1, 3)の内積は、各成分の積の和で計算します。
ab=(1)(1)+(2)(3)=1+6=5\vec{a} \cdot \vec{b} = (-1)(1) + (2)(3) = -1 + 6 = 5
(2) ベクトルa, bのなす角θを求める。cosθ=ababcos\theta = \frac{\vec{a} \cdot \vec{b}}{|\vec{a}||\vec{b}|}
a=(1)2+22=5|\vec{a}| = \sqrt{(-1)^2 + 2^2} = \sqrt{5}
b=12+32=10|\vec{b}| = \sqrt{1^2 + 3^2} = \sqrt{10}
cosθ=5510=550=552=12cos\theta = \frac{5}{\sqrt{5}\sqrt{10}} = \frac{5}{\sqrt{50}} = \frac{5}{5\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}}
したがって、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4} (または45度)です。
(3) ベクトルb + t*cとベクトルaが垂直になるような実数tの値を求めます。
b+tc=(1,3)+t(2,15)=(12t,3+15t)\vec{b} + t\vec{c} = (1, 3) + t(-2, 15) = (1-2t, 3+15t)
(b+tc)a=0(\vec{b} + t\vec{c}) \cdot \vec{a} = 0
(12t)(1)+(3+15t)(2)=0(1-2t)(-1) + (3+15t)(2) = 0
1+2t+6+30t=0-1 + 2t + 6 + 30t = 0
32t+5=032t + 5 = 0
32t=532t = -5
t=532t = -\frac{5}{32}

3. 最終的な答え

問題1:
(1) (2, -4, -1)
(2) (-2, -4, -1)
(3) (-2, -4, 1)
問題2:
(1) x = -1
(2) (-1, 5, -4)
問題3:
3113\sqrt{11}
問題4:
(1) 5
(2) π4\frac{\pi}{4}
(3) 532-\frac{5}{32}

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