定積分 $\int_{1}^{4} \frac{1}{\sqrt[3]{x}} dx$ を計算します。

解析学積分定積分べき乗計算
2025/7/3

1. 問題の内容

定積分 141x3dx\int_{1}^{4} \frac{1}{\sqrt[3]{x}} dx を計算します。

2. 解き方の手順

まず、積分を計算するために、1x3\frac{1}{\sqrt[3]{x}}xx の指数で表します。
1x3=1x13=x13\frac{1}{\sqrt[3]{x}} = \frac{1}{x^{\frac{1}{3}}} = x^{-\frac{1}{3}}
次に、x13x^{-\frac{1}{3}} を積分します。積分公式 xndx=xn+1n+1+C\int x^n dx = \frac{x^{n+1}}{n+1} + C を用います。
x13dx=x13+113+1+C=x2323+C=32x23+C\int x^{-\frac{1}{3}} dx = \frac{x^{-\frac{1}{3} + 1}}{-\frac{1}{3} + 1} + C = \frac{x^{\frac{2}{3}}}{\frac{2}{3}} + C = \frac{3}{2} x^{\frac{2}{3}} + C
定積分の計算を行います。
14x13dx=[32x23]14=32(423)32(123)=32(423)32\int_{1}^{4} x^{-\frac{1}{3}} dx = \left[ \frac{3}{2} x^{\frac{2}{3}} \right]_{1}^{4} = \frac{3}{2} (4^{\frac{2}{3}}) - \frac{3}{2} (1^{\frac{2}{3}}) = \frac{3}{2} (4^{\frac{2}{3}}) - \frac{3}{2}
4234^{\frac{2}{3}} を計算します。
423=(22)23=243=243=163=2234^{\frac{2}{3}} = (2^2)^{\frac{2}{3}} = 2^{\frac{4}{3}} = \sqrt[3]{2^4} = \sqrt[3]{16} = 2\sqrt[3]{2}
したがって、
32(423)32=32(223)32=32332\frac{3}{2} (4^{\frac{2}{3}}) - \frac{3}{2} = \frac{3}{2} (2\sqrt[3]{2}) - \frac{3}{2} = 3\sqrt[3]{2} - \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

323323\sqrt[3]{2} - \frac{3}{2}

「解析学」の関連問題

関数 $f(x) = e^{-x}\sin{x}$ (ただし、$x>0$) について、以下の問いに答える問題です。 (1) $f(x)$ の最大値と最小値、およびそのときの $x$ の値を求める。 (...

関数の最大最小微分三角関数指数関数方程式の解
2025/7/3

$\cos \theta = \frac{1}{3}$ (ただし、$0 < \theta < \pi$) のとき、次の値を求めよ。 (1) $\cos 2\theta$ (2) $\sin 2\the...

三角関数加法定理半角の公式三角関数の合成
2025/7/3

関数 $y = \log(\sin^2 x)$ の微分 $dy/dx$ を求める問題です。ここで、$\log$ は自然対数(底が $e$ の対数)とします。

微分対数関数合成関数の微分三角関数
2025/7/3

不等式 $\sin^2 x - \sin x + \sqrt{3} \sin x \cos x \geq 0$ を満たす $x$ の範囲を、 $0 \leq x < 2\pi$ の範囲で求める問題です...

三角関数不等式三角関数の合成解の範囲
2025/7/3

$0 < \alpha < \frac{\pi}{2} < \beta < \pi$ とする。$\sin \alpha = \frac{3}{5}$、$\sin \beta = \frac{15}{1...

三角関数加法定理三角関数の合成
2025/7/3

曲線 $y=e^x$ 上の点 A(0, 1), 点 B(1, e) における接線と、この曲線で囲まれた部分の面積 S を求める問題です。

積分接線面積
2025/7/3

曲線 $y = x^3$ と点 $(0, 2)$ を通る接線によって囲まれる部分の面積を求めよ。まず、接線の方程式を求める。

微分積分接線面積
2025/7/3

曲線 $y = x^2$ と点 $(1, 0.2)$ を通る接線によって囲まれた部分の面積を求める問題です。最初に接線の方程式を求める必要があります。

微分積分接線面積
2025/7/3

$a$ は正の定数とし、$x > 0$ で定義された関数 $f(x)$ が等式 $\int_a^{x^2} f(t) dt = \log x$ を満たすように、$f(x)$ と $a$ の値を求めよ。

積分微分微積分学の基本定理定積分対数関数
2025/7/3

連続な関数 $f(x)$ について、$\int_{0}^{\frac{\pi}{2}} f(\sin x) dx = \int_{0}^{\frac{\pi}{2}} f(\cos x) dx$ を証...

積分置換積分三角関数定積分
2025/7/3