与えられた4つの方程式が表す図形が何かを答える問題です。各方程式は、$x$と$y$に関する2次式で、円または点、または存在しない図形を表します。

幾何学二次曲線平方完成座標平面
2025/7/3

1. 問題の内容

与えられた4つの方程式が表す図形が何かを答える問題です。各方程式は、xxyyに関する2次式で、円または点、または存在しない図形を表します。

2. 解き方の手順

与えられた方程式を、円の方程式の標準形である (xa)2+(yb)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 = r^2 に変形します。ここで、(a,b)(a, b) は円の中心、rr は半径です。
r2>0r^2 > 0 であれば円、r2=0r^2 = 0 であれば点、r2<0r^2 < 0 であれば図形は存在しません。
(1) x2+y22y=0x^2 + y^2 - 2y = 0
yy について平方完成します。
x2+(y22y)=0x^2 + (y^2 - 2y) = 0
x2+(y22y+1)=1x^2 + (y^2 - 2y + 1) = 1
x2+(y1)2=1x^2 + (y - 1)^2 = 1
これは中心 (0,1)(0, 1)、半径 11 の円を表します。
(2) x2+y24x+2=0x^2 + y^2 - 4x + 2 = 0
xx について平方完成します。
(x24x)+y2=2(x^2 - 4x) + y^2 = -2
(x24x+4)+y2=2+4(x^2 - 4x + 4) + y^2 = -2 + 4
(x2)2+y2=2(x - 2)^2 + y^2 = 2
これは中心 (2,0)(2, 0)、半径 2\sqrt{2} の円を表します。
(3) x2+y2x+5y+2=0x^2 + y^2 - x + 5y + 2 = 0
xxyy について平方完成します。
(x2x)+(y2+5y)=2(x^2 - x) + (y^2 + 5y) = -2
(x2x+14)+(y2+5y+254)=2+14+254(x^2 - x + \frac{1}{4}) + (y^2 + 5y + \frac{25}{4}) = -2 + \frac{1}{4} + \frac{25}{4}
(x12)2+(y+52)2=2+264=2+132=4+132=92(x - \frac{1}{2})^2 + (y + \frac{5}{2})^2 = -2 + \frac{26}{4} = -2 + \frac{13}{2} = \frac{-4 + 13}{2} = \frac{9}{2}
これは中心 (12,52)(\frac{1}{2}, -\frac{5}{2})、半径 92=32=322\sqrt{\frac{9}{2}} = \frac{3}{\sqrt{2}} = \frac{3\sqrt{2}}{2} の円を表します。
(4) x2+y24x6y+13=0x^2 + y^2 - 4x - 6y + 13 = 0
xxyy について平方完成します。
(x24x)+(y26y)=13(x^2 - 4x) + (y^2 - 6y) = -13
(x24x+4)+(y26y+9)=13+4+9(x^2 - 4x + 4) + (y^2 - 6y + 9) = -13 + 4 + 9
(x2)2+(y3)2=0(x - 2)^2 + (y - 3)^2 = 0
これは点 (2,3)(2, 3) を表します。

3. 最終的な答え

(1) 中心 (0,1)(0, 1)、半径 11 の円
(2) 中心 (2,0)(2, 0)、半径 2\sqrt{2} の円
(3) 中心 (12,52)(\frac{1}{2}, -\frac{5}{2})、半径 322\frac{3\sqrt{2}}{2} の円
(4) 点 (2,3)(2, 3)

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