問題56と57について、それぞれの小問を解く。 問題56: (1) 10チームが総当たり戦を行うときの試合総数を求める。 (2) 1枚の硬貨を7回投げたとき、表がちょうど4回出る場合の数を求める。 問題57: 4桁の自然数 $n$ の千の位、百の位、十の位、一の位の数字をそれぞれ $a, b, c, d$ とする。 (1) $a > b > c > d$ を満たす $n$ の個数を求める。 (2) $a < b < c < d$ を満たす $n$ の個数を求める。
2025/7/3
1. 問題の内容
問題56と57について、それぞれの小問を解く。
問題56:
(1) 10チームが総当たり戦を行うときの試合総数を求める。
(2) 1枚の硬貨を7回投げたとき、表がちょうど4回出る場合の数を求める。
問題57:
4桁の自然数 の千の位、百の位、十の位、一の位の数字をそれぞれ とする。
(1) を満たす の個数を求める。
(2) を満たす の個数を求める。
2. 解き方の手順
問題56:
(1) 10チームから2チームを選ぶ組み合わせを考えれば良いので、組み合わせの公式を用いる。
_{10}C_2 = \frac{10 \times 9}{2 \times 1} = 45
(2) 7回中4回表が出るということは、7回中4回の場所を選ぶ組み合わせを考えれば良いので、組み合わせの公式を用いる。
_7C_4 = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 35
問題57:
(1) はそれぞれ異なる数字で、 であるから、 から までの10個の数字の中から4個の数字を選べば、自動的に大小関係が決まる。従って、組み合わせの公式を用いる。
_{10}C_4 = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 210
(2) はそれぞれ異なる数字で、 である。
は千の位の数字なので、 にはならない。よって、 から までの数字の中から4個の数字を選び、小さい順に に割り当てれば良い。
_9C_4 = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
3. 最終的な答え
問題56:
(1) 45通り
(2) 35通り
問題57:
(1) 210個
(2) 126個