8人を指定された条件で分ける場合の数を求める問題です。 (1) 8人をA, Bの2つの組に、それぞれ4人ずつ分ける場合の数を求めます。 (2) 8人を4人ずつの2つの組に分ける場合の数を求めます。

離散数学組み合わせ場合の数順列
2025/7/3
はい、承知いたしました。以下の形式で回答します。
**問題62**

1. 問題の内容

8人を指定された条件で分ける場合の数を求める問題です。
(1) 8人をA, Bの2つの組に、それぞれ4人ずつ分ける場合の数を求めます。
(2) 8人を4人ずつの2つの組に分ける場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) まず、8人の中からAの組に入れる4人を選ぶ場合の数を計算します。これは組み合わせで表され、8C4_8C_4 となります。残りの4人は自動的にBの組に入ります。
8C4=8!4!(84)!=8!4!4!=8×7×6×54×3×2×1=70_8C_4 = \frac{8!}{4!(8-4)!} = \frac{8!}{4!4!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70
したがって、A, Bの組に4人ずつ分ける分け方は70通りです。
(2) 8人の中から4人を選び、残りの4人と組にする分け方を考えます。最初に4人を選ぶ方法は 8C4=70_8C_4 = 70 通りです。ただし、この場合、選んだ4人と残りの4人を区別しないため、2つの組の区別をなくす必要があります。例えば、(A, B, C, D)という4人と(E, F, G, H)という4人を選ぶのと、(E, F, G, H)という4人と(A, B, C, D)という4人を選ぶのは同じ分け方なので、2で割る必要があります。
8C42=702=35\frac{_8C_4}{2} = \frac{70}{2} = 35
したがって、4人ずつの2つの組に分ける分け方は35通りです。

3. 最終的な答え

(1) 70通り
(2) 35通り
**問題63**

1. 問題の内容

異なる色の9個の玉を指定された条件で分ける場合の数を求める問題です。
(1) 9個の玉を4個、3個、2個の3つの組に分ける場合の数を求めます。
(2) 9個の玉をA, B, Cの3つの組に、それぞれ3個ずつ分ける場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) まず、9個の玉から4個を選びます。次に、残りの5個の玉から3個を選びます。最後に、残りの2個の玉から2個を選びます。
玉の分け方は 9C4×5C3×2C2{}_9C_4 \times {}_5C_3 \times {}_2C_2 で計算できます。
9C4=9!4!5!=9×8×7×64×3×2×1=126{}_9C_4 = \frac{9!}{4!5!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
2C2=2!2!0!=1{}_2C_2 = \frac{2!}{2!0!} = 1
したがって、分け方は 126×10×1=1260126 \times 10 \times 1 = 1260 通りです。
(2) 9個の玉をA, B, Cの3つの組に3個ずつ分ける場合の数を求めます。まず、9個の玉からAに入れる3個を選びます。次に、残りの6個の玉からBに入れる3個を選びます。最後に、残りの3個の玉からCに入れる3個を選びます。
ただし、A, B, Cの組は区別されるので、組の並び順を考慮する必要はありません。
9C3×6C3×3C3{}_9C_3 \times {}_6C_3 \times {}_3C_3
9C3=9!3!6!=9×8×73×2×1=84{}_9C_3 = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 84
6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20{}_6C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
3C3=3!3!0!=1{}_3C_3 = \frac{3!}{3!0!} = 1
分け方は 84×20×1=168084 \times 20 \times 1 = 1680 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 1260通り
(2) 1680通り

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