$a$ を定数とする。以下の(I)~(III)の連立不等式のうち、解が $x=2$ となるような $a$ の値が存在するものをすべて選び、そのときの $a$ の値を求めよ。 (I) $\begin{cases} 6x-1 \ge x+9 \\ x-a \le 2x+1 \end{cases}$ (II) $\begin{cases} 6x-1 \ge x+9 \\ x-a \ge 2x+1 \end{cases}$ (III) $\begin{cases} 6x-1 \ge x+9 \\ x-a > 2x+1 \end{cases}$
2025/7/3
1. 問題の内容
を定数とする。以下の(I)~(III)の連立不等式のうち、解が となるような の値が存在するものをすべて選び、そのときの の値を求めよ。
(I)
(II)
(III)
2. 解き方の手順
まず、それぞれの連立不等式について、1つ目の不等式を解く。
次に、(I), (II), (III)の2つ目の不等式に を代入して の条件を求める。
(I)
に を代入すると、
と のとき、 が解になるような が存在するので、これは条件を満たす。
(II)
に を代入すると、
と のとき、 が解になるような が存在するので、これは条件を満たす。
(III)
に を代入すると、
と のとき、 が解になるような が存在するので、これは条件を満たす。
次に、解が となるように を求める。
(I)
よって、 であるためには、 であれば良い。
(II)
解が となるためには、 となる必要があるので、 となればよい。
(III)
解が となるためには、 となればよい。
(I): のとき、解は となる。
(II): のとき、解は となる。
(III): のとき、解は存在しない。なぜなら、 は を満たさないから。もしなら解を持つ。よって、(III)は条件を満たさない。
(I)と(II)は条件を満たす。
3. 最終的な答え
(I)
(II)