(1) ∣2x−1∣=3x 絶対値の定義から、次の2つの場合に分けて考えます。
(i) 2x−1≥0、つまりx≥21のとき: しかし、x≥21という条件に反するので、この場合は解なし。 (ii) 2x−1<0、つまりx<21のとき: −(2x−1)=3x −2x+1=3x これはx<21という条件を満たすので、解として適切。 (2) ∣x+31∣>2x+1 絶対値の定義から、次の2つの場合に分けて考えます。
(i) x+31≥0、つまりx≥−31のとき: x+31>2x+1 −32>x x<−32 x≥−31かつx<−32を満たすxは存在しないので、この場合は解なし。 (ii) x+31<0、つまりx<−31のとき: −(x+31)>2x+1 −x−31>2x+1 −34>3x x<−94 x<−31かつx<−94を満たすxの範囲はx<−94。 (3) ∣x+4∣+∣x−1∣=7 絶対値の中身が0になる点で場合分けします。x=−4とx=1がその点です。 −(x+4)−(x−1)=7 −x−4−x+1=7 これはx<−4を満たすので解として適切。 (ii) −4≤x<1のとき: (x+4)−(x−1)=7 x+4−x+1=7 これは常に偽なので、この範囲に解は存在しない。
(x+4)+(x−1)=7 これはx≥1を満たすので解として適切。