円に内接する四角形ABCDにおいて、線分ABと線分BCの長さが等しく、直線$l$が点Aで円に接しています。$\angle BAL = 30^\circ$のとき、$\angle ABC = \alpha$を求めよ。

幾何学四角形接弦定理角度二等辺三角形
2025/7/3

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、線分ABと線分BCの長さが等しく、直線llが点Aで円に接しています。BAL=30\angle BAL = 30^\circのとき、ABC=α\angle ABC = \alphaを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、BAC\angle BACを求めます。AB = BCより、ABC\triangle ABCは二等辺三角形であるため、BAC=BCA\angle BAC = \angle BCAとなります。
次に、接弦定理を利用します。直線llは点Aで円に接しているので、BAL=BCA=30\angle BAL = \angle BCA = 30^\circとなります。
したがって、BAC=30\angle BAC = 30^\circです。
ABC\triangle ABCにおいて、内角の和は180180^\circなので、
ABC+BAC+BCA=180\angle ABC + \angle BAC + \angle BCA = 180^\circ
α+30+30=180\alpha + 30^\circ + 30^\circ = 180^\circ
α+60=180\alpha + 60^\circ = 180^\circ
α=18060\alpha = 180^\circ - 60^\circ
α=120\alpha = 120^\circ

3. 最終的な答え

α=120\alpha = 120^\circ

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