与えられた方程式 $ax = 2\log{x} + \log{3}$ ($x > 0$) が、$a$ の値によって何個の実数解を持つかを求めます。ここで、$\log$ は自然対数(底が $e$)を表すとします。
2025/7/3
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7. xの方程式 $ax = 2\log{x} + \log{3}$ ($x > 0$) の実数解の個数を、$a$ の値によって分類して答えよ。
1. 問題の内容
与えられた方程式 () が、 の値によって何個の実数解を持つかを求めます。ここで、 は自然対数(底が )を表すとします。
2. 解き方の手順
まず、方程式を変形します。 なので、 について解くことができます。
次に、関数 のグラフの概形を調べます。 の導関数を計算して、増減を調べます。
となる を求めます。
ただし、 より、
次に、 の符号を調べます。 を境に、 の符号が変わります。
* のとき、 なので、。したがって、 は増加します。
* のとき、 なので、。したがって、 は減少します。
したがって、 で、 は極大値を取ります。極大値は、
また、 であり、 (問題文中に であることを用いてよいと書いてある)です。
これらの情報から、 のグラフの概形を考えると、直線 と のグラフの交点の数が、方程式の実数解の個数に対応します。
* のとき、交点はないので、解は0個。
* のとき、 より、解はないので、解は0個。
* のとき、交点は2個なので、解は2個。
* のとき、交点は1個なので、解は1個。
* のとき、交点はないので、解は0個。
3. 最終的な答え
* のとき、解は0個。
* のとき、解は0個。
* のとき、解は2個。
* のとき、解は1個。
* のとき、解は0個。