与えられた条件を満たす円の方程式を求める問題です。 (1) 中心が$(-4, 3)$で、$y$軸に接する円 (2) 中心が$(-4, -5)$で、直線$x - 2y = 1$に接する円 (3) $x$軸上に中心があり、2点$(3, \sqrt{3})$, $(2, -2)$を通る円 (4) 直線$y = 2x - 5$上に中心があり、2点$(4, 6)$, $(-2, 2)$を通る円

幾何学円の方程式座標平面
2025/7/3

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす円の方程式を求める問題です。
(1) 中心が(4,3)(-4, 3)で、yy軸に接する円
(2) 中心が(4,5)(-4, -5)で、直線x2y=1x - 2y = 1に接する円
(3) xx軸上に中心があり、2点(3,3)(3, \sqrt{3}), (2,2)(2, -2)を通る円
(4) 直線y=2x5y = 2x - 5上に中心があり、2点(4,6)(4, 6), (2,2)(-2, 2)を通る円

2. 解き方の手順

(1) 中心が(4,3)(-4, 3)で、yy軸に接する円
円の方程式は(xa)2+(yb)2=r2(x - a)^2 + (y - b)^2 = r^2で、中心は(a,b)(a, b)、半径はrrです。
中心が(4,3)(-4, 3)なので、円の方程式は(x+4)2+(y3)2=r2(x + 4)^2 + (y - 3)^2 = r^2となります。
yy軸に接するということは、円の中心からyy軸までの距離が半径に等しいということです。
中心(4,3)(-4, 3)からyy軸までの距離は4=4|-4| = 4なので、r=4r = 4です。
したがって、円の方程式は(x+4)2+(y3)2=16(x + 4)^2 + (y - 3)^2 = 16となります。
(2) 中心が(4,5)(-4, -5)で、直線x2y=1x - 2y = 1に接する円
中心が(4,5)(-4, -5)なので、円の方程式は(x+4)2+(y+5)2=r2(x + 4)^2 + (y + 5)^2 = r^2となります。
直線x2y=1x - 2y = 1に接するということは、円の中心から直線までの距離が半径に等しいということです。
(x0,y0)(x_0, y_0)から直線ax+by+c=0ax + by + c = 0までの距離はax0+by0+ca2+b2\frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}で与えられます。
中心(4,5)(-4, -5)から直線x2y1=0x - 2y - 1 = 0までの距離は(4)2(5)112+(2)2=4+1011+4=55=5\frac{|(-4) - 2(-5) - 1|}{\sqrt{1^2 + (-2)^2}} = \frac{|-4 + 10 - 1|}{\sqrt{1 + 4}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}なので、r=5r = \sqrt{5}です。
したがって、円の方程式は(x+4)2+(y+5)2=5(x + 4)^2 + (y + 5)^2 = 5となります。
(3) xx軸上に中心があり、2点(3,3)(3, \sqrt{3}), (2,2)(2, -2)を通る円
xx軸上に中心があるので、中心の座標は(a,0)(a, 0)と表せます。
円の方程式は(xa)2+(y0)2=r2(x - a)^2 + (y - 0)^2 = r^2、つまり(xa)2+y2=r2(x - a)^2 + y^2 = r^2となります。
2点(3,3)(3, \sqrt{3})(2,2)(2, -2)を通るので、これらの点を円の方程式に代入します。
(3a)2+(3)2=r2(3 - a)^2 + (\sqrt{3})^2 = r^2
(2a)2+(2)2=r2(2 - a)^2 + (-2)^2 = r^2
(3a)2+3=(2a)2+4(3 - a)^2 + 3 = (2 - a)^2 + 4
96a+a2+3=44a+a2+49 - 6a + a^2 + 3 = 4 - 4a + a^2 + 4
126a=84a12 - 6a = 8 - 4a
4=2a4 = 2a
a=2a = 2
(32)2+3=r2(3 - 2)^2 + 3 = r^2
1+3=r21 + 3 = r^2
r2=4r^2 = 4
したがって、円の方程式は(x2)2+y2=4(x - 2)^2 + y^2 = 4となります。
(4) 直線y=2x5y = 2x - 5上に中心があり、2点(4,6)(4, 6), (2,2)(-2, 2)を通る円
中心の座標を(a,b)(a, b)とすると、b=2a5b = 2a - 5なので、中心は(a,2a5)(a, 2a - 5)と表せます。
円の方程式は(xa)2+(y(2a5))2=r2(x - a)^2 + (y - (2a - 5))^2 = r^2となります。
2点(4,6)(4, 6)(2,2)(-2, 2)を通るので、これらの点を円の方程式に代入します。
(4a)2+(6(2a5))2=r2(4 - a)^2 + (6 - (2a - 5))^2 = r^2
(2a)2+(2(2a5))2=r2(-2 - a)^2 + (2 - (2a - 5))^2 = r^2
(4a)2+(112a)2=(2a)2+(72a)2(4 - a)^2 + (11 - 2a)^2 = (-2 - a)^2 + (7 - 2a)^2
168a+a2+12144a+4a2=4+4a+a2+4928a+4a216 - 8a + a^2 + 121 - 44a + 4a^2 = 4 + 4a + a^2 + 49 - 28a + 4a^2
5a252a+137=5a224a+535a^2 - 52a + 137 = 5a^2 - 24a + 53
52a+137=24a+53-52a + 137 = -24a + 53
84=28a84 = 28a
a=3a = 3
b=2a5=2(3)5=1b = 2a - 5 = 2(3) - 5 = 1
中心は(3,1)(3, 1)です。
(43)2+(61)2=r2(4 - 3)^2 + (6 - 1)^2 = r^2
1+25=r21 + 25 = r^2
r2=26r^2 = 26
したがって、円の方程式は(x3)2+(y1)2=26(x - 3)^2 + (y - 1)^2 = 26となります。

3. 最終的な答え

(1) (x+4)2+(y3)2=16(x + 4)^2 + (y - 3)^2 = 16
(2) (x+4)2+(y+5)2=5(x + 4)^2 + (y + 5)^2 = 5
(3) (x2)2+y2=4(x - 2)^2 + y^2 = 4
(4) (x3)2+(y1)2=26(x - 3)^2 + (y - 1)^2 = 26

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