三角形ABCにおいて、$\angle B = 32^\circ$, $\angle EAD = 38^\circ$, $BA=BD$, $CA=CE$である。このとき、$\angle BDA$と$\angle C$の大きさを求める。

幾何学三角形角度二等辺三角形
2025/7/4

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、B=32\angle B = 32^\circ, EAD=38\angle EAD = 38^\circ, BA=BDBA=BD, CA=CECA=CEである。このとき、BDA\angle BDAC\angle Cの大きさを求める。

2. 解き方の手順

まず、ABD\triangle ABDに着目する。BA=BDBA = BDより、ABD\triangle ABDは二等辺三角形である。したがって、BDA=BAD\angle BDA = \angle BADである。
ABD\triangle ABDの内角の和は180180^\circなので、
B+BDA+BAD=180\angle B + \angle BDA + \angle BAD = 180^\circ
32+BDA+BDA=18032^\circ + \angle BDA + \angle BDA = 180^\circ
2BDA=180322\angle BDA = 180^\circ - 32^\circ
2BDA=1482\angle BDA = 148^\circ
BDA=1482=74\angle BDA = \frac{148^\circ}{2} = 74^\circ
次に、ACE\triangle ACEに着目する。CA=CECA=CEより、ACE\triangle ACEは二等辺三角形である。したがって、CAE=ACE\angle CAE = \angle ACEである。ここで、CAE=BACBAE=BAC(BAD+EAD)\angle CAE = \angle BAC - \angle BAE = \angle BAC - (\angle BAD + \angle EAD)である。
また、ACE=C\angle ACE = \angle Cである。
ABC\triangle ABCにおいて、BAC+B+C=180\angle BAC + \angle B + \angle C = 180^\circである。
BAC+32+C=180\angle BAC + 32^\circ + \angle C = 180^\circ
BAC=18032C=148C\angle BAC = 180^\circ - 32^\circ - \angle C = 148^\circ - \angle C
BAD=BDA=74\angle BAD = \angle BDA = 74^\circであったから、BAE=BAD+EAD=74+38=112\angle BAE = \angle BAD + \angle EAD = 74^\circ + 38^\circ = 112^\circ
CAE=BACBAE=(148C)112=36C\angle CAE = \angle BAC - \angle BAE = (148^\circ - \angle C) - 112^\circ = 36^\circ - \angle C
ACE\triangle ACEは二等辺三角形なので、CAE=ACE=C\angle CAE = \angle ACE = \angle C
36C=C36^\circ - \angle C = \angle C
2C=362\angle C = 36^\circ
C=18\angle C = 18^\circ

3. 最終的な答え

BDA=74\angle BDA = 74^\circ
C=18\angle C = 18^\circ

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